去る5月14日(土)鹿児島市のジェイドガーデンパレスに於いて「鹿児島市日中友好協会」の平成17年通常総会並びに懇親会が開催されました。 総会終了後、中国人民大学教授・王h延氏による記念講演『日中関係について』があり、出席者は皆、真剣に聞き入っていました。
総会時の写真はアルバムで紹介します。(ここをクリック)
平成17年度事業計画概況。
鹿児島市日中友好協会は民間レベルの国際親善団体として昭和60年(1985)に設立され活動してまいりました。
今年は設立20周年という記念の年であります。今年は又、戦後60年、言い換えれば日中戦争終結60年という節目の年でもあります。
鹿児島市日中友好協会では、設立20周年の最初の記念事業として去る4月8日(金)、王毅中華人民共和国駐日本国大使を招いての記念講演会を鹿児島サンロイヤルホテル(開聞の間)にて開催致しました。
おりしも中国では反日デモが各都市で突然と起こり、そのさなかでの開催とあって心配しましたが、王毅大使の熱弁に250名を越える聴衆は熱心に聞き入っていました。
5月29日には中国吉林省民族楽団の公演(みなみホール)を主催に近い形で応援致します。又、秋には昨年から新たに赤塚学園から引き継ぎ盛況だった「外国人による日本語スピーチコンテスト」を開催予定です。
こういったいろいろな催しには在鹿中国留学生が学生部を組織して協力し、自然な形での日中友好交流が行われています。
今後は彼らが主体となっての事業・イベントを推し進め、協会側が支援するといった型を実現して行きたいと思っています。さて女性部は6回目になります「中国文化交流の旅」を今年も実施します。
期間は7月6日から11日まで、今回は友好都市・長沙市だけではなく北京の万里の長城での「おはら祭り」や上海では『上海雑技団』との友好公演等も盛り込まれ日中民間文化交流の根がいよいよ深まっていく感がします。
このように平成17年度は鹿児島市日中友好協会にとって充実した企画でいっぱいです。更にメモリアルな文化事業を今年度は実現したく検討中であります。
それは友好都市・湖南省長沙市出身で郷土の偉人西郷隆盛ともゆかりの深い中国辛亥革命の志士・黄興の記念碑を建てることです。
財政的に苦しい協会事情もあって難航していますが是非とも実現したい事業です。
「政冷経熱」といわれ,日中間には解決すべきいろいろな問題がありますが、こんな時期こそ鹿児島市日中友好協会は、多くの文化、経済活動そして鹿児島に在住する中国人との真心の交流、支援活動を通して日中間の相互理解への橋渡し役を担っていきたいと思っています。