九江学院日本語教師池田公榮さんの生活記録
虹の架け橋  2006・1〜

                                                           
   虹の架け橋@(平成17年3月〜 5月30日)
   虹の架け橋A(平成17年6月〜 7月30日)

   虹の架け橋B(平成17年8月〜 8月31日)
   虹の架け橋D(平成17年9月〜10月31日)
    虹の架け橋E(平成17年11月〜12月31日)
 
虹の架け橋F(平成18年1月〜2月30日)
                     虹の架け橋G(平成18年3月〜4月11日)特集・(九江学院鹿児島訪問)
      虹の架け橋H(平成18年4月00日〜5月31日)
 
     虹の架け橋I(平成18年6月07日〜06月29日)
      
虹の架け橋J(平成18年8月25日〜10月29日)
 
     虹の架け橋K(平成18年11月2日〜12月31日)
      虹の架け橋L(平成19年01月1日〜03月31日)
 

      
 
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* 鹿児島へ……2007/09/09…
2007年7月2日(月)
夏休みとなり、夕方8時九江発の長距離バスで、上海へ向かう。呂栄さんと宇紅さんがわざわざ駅まで送ってくれた。かくして、定時に出発し、バスの寝台でウトウトする。いつしか、眠り、夜が明けたときは、上海であった。

2007年7月3日(火)
ホテルに投宿し、一日上海見物をする。いつも上海は通るばかりでゆっくり見物することがない。今回は上海博物館に一日費やした。中国の貨幣制度の歴史や、民族衣装の展示など楽しい設営でためになった。

2007年7月4日(水)
リムジンバスで浦東国際空港へ。出国手続きを終え、上海時間午前9時50分機上の人となる。日本時間12時30分に鹿児島空港着。妻はその日のうちに種子島へ。私はわかくさ保育園で2,3日手伝うことになった。

2007年7月8日(日)種子島
西之表教会で礼拝講壇担当。


* 九江7月の花木……2007/07/14…
  九江の7月はもう盛夏。九江大学も7月1日から夏休みになる。

この時期の花木は以下のとおり。
  1、ハス(蓮とも書く)。九江の南湖(ナンフー)には自生した蓮が咲く。実は食用に。9月ごろは、庶民お蓮の実売りが市場に集まる。木の実、少し歯ごたえがあり、レンコンの煮物の味がする。

  2、百日紅(サルスベリ)強い太陽を受けて、天に向かって叫ぶように咲く。色は白、ピンク、薄紫、薄紅などがあり、路を歩いて気持ちよい。
  
  3、鶏頭の花 鶏頭にもいろいろある。オーソドックスなものは鶏のとさかそっくりのもの、最近は改良品が出回っている。

  4、サルビア 赤のサルビアが主流。公園の花畑を飾る。

  5、マリーゴールド。大輪の花が公園や通りを飾る。

写真左:蓮の花

写真中:百日紅(サルスベリ)

写真右:鶏頭

* 卒業生と会食……2007/07/14…
卒業生と会食
(2007年6月28日)
  卒業生の鐘燕華さんの招待でレストランへ食事にいった。彼女は江西省瑞金の出身。瑞金は中国共産党軍が延安まで徒歩で行軍した町で有名。 
  
  彼女は現在広東省恵州にある住友電装の日中合弁会社に職が決まり、そこで頑張っている。彼女の仕事内容は、製品のチェックの中で、粗悪品を発見したら、時を逸せず上司(日本人)に報告する仕事。かなり神経を使う仕事だそうだ。

長征のこと
  中国共産党軍が,1934年から1936年にかけて,中国南部の根拠地から華北まで移動したこと。▽中国国民党による包囲攻撃をうけて,江西省瑞金の根拠地を放棄した中国共産党の紅軍は,戦闘をしながら雪山や大湿原をこえ,1年がかりで陝西省延安に達した。◇大西遷ともいう。

写真:卒業生の鐘さんを挟んで、教師・友人らと会食

* 端午節について……2007/06/20…

6月19日火曜日は旧暦5月5日。

 中国では端午節という。日本にもこの習慣があるが、起源は中国にある。中国では菖蒲や蓬(よもぎ)を家に飾り魔除け厄除けの習慣がある。また粽を食べる。

 以下。www.kougetsu.co.jp/tango-iware.htm - 11kより文章を貼り付けさせていただく。

◆中国の戦国時代というから、今から約2300年前のお話です。
 ・楚(そ)の国の国王の側近に、屈原(くつげん)(前340頃〜前278頃)という政治家がいました。
 
 詩人でもあった彼はその正義感と国を思う情は強く、人々の信望を集めていました。

 しかし、屈原は陰謀によって失脚し、国を追われてしまいます。
 
 その時の想いを歌った長編叙事詩「離騒(りそう)」は中国文学史上、不朽の名作と言われています。

 故国の行く末に失望した屈原は、汨羅(べきら)という川に身を投げてしまったのです。

・楚 の国民達は、小舟で川に行き,太鼓を打ってその音で魚をおどし,さらにちまきを投げて,「屈原」の死体を魚が食べないようにしました。

 その日が中国の年中行事になり,へさきに竜の首飾りをつけた竜船が競争する行事が生まれたそうです。

・これは今日のドラゴンレース(龍舟比賽)の始 まりとも言われています。

・これがちまき(肉粽=ローツ ォン)の起源です。このようなエピソードから、毎年命日の5月5日の屈原の供養のために祭が行なわれるようになり、やがて中国全体に広がっていったのです。
 
 国と人民に尽くした屈原の政策は、死んだ後もいっそう人々に惜しまれ、多くの粽(ちまき)を川に投げ入れて国の安泰を祈願する風習に変わって行きます。

 ・そして、その風習は、病気や災厄(さいやく)を除ける大切な宮中行事、端午の節句となったと言われています。三国志の時代に端午の節句は、魏(ぎ)の国により旧暦五月五日に定められ、やがて日本にも伝わって行きました。

 ◆ところで、歴史の上ではどちらかと言えば些細なこの事件が、このように盛大な祭に発展していったのでしょうか?それは、次のような理由だと言われています。

 ・急に暑くなるこの時期は、昔から病気にかかりやすく、亡くなる人が多かったそうです。
その為、5月を『毒月』と呼び、厄除け・毒除けをする意味で菖蒲やヨモギ・ガジュマロの葉を門に刺し、 薬用酒や肉粽を飲食して健康増進を祈願します。
 
・人々の生きるための切実な思いによるものが、端午の節句が生まれた理由なのでしょう。

* 起業者向け九江情報……2007/06/13…
本文は九江市の許可を受けて私池田公榮が本ブログに掲載するものです。中国の簡体字が日本のパソコンで処理できないところもあり、読みづらいと思いますが、要点のみは日本語で書いていますのでご判読ください。
    九江市  池田公榮  2007・6・13

江西省日系企業投資誘致説明会における挨拶
 
九江経済技術開発区、輸出加工区管理委員会主任 李光栄

  春が訪れ、万物がよみがえる季節に、本日、たくさんのご臨席の日本の友人をお迎えすることができて大変光栄に思います。この機会をお借りして、皆様方に九江経済開発区と九江輸出加工区についてご紹介させていただきます。

  本市は江西省(略称:贛)の北部に位置し、長江、京九鉄道、鄱ハン陽湖(中国一の淡水湖)の合流点にあります。2200年余りの歴史を持った有名な都市です。九江は、昔からも商業繁栄の町として知られ、「三大米市」、「四大茶市」、「五口通商」の1つと呼ばれています。市域総面積は1.88万ku、総人口は450万人です。一類対外開放の港湾都市で、長江沿岸の開放都市です。


  九江と日本との友好往来は悠久な歴史を持っています。唐、宋の時代にも、日本の高僧が盧山の東林寺へ仏教文化の研修に訪れました。近代にも、九江で投資、商売をした日本の商人が少なくありません。中国の改革開放政策以来、戦略的な眼識のある多くの実業家も九江の恵まれた独特な地理的位置と資源に関心をよせ、九江へ視察、投資に訪れました。

  九江で投資発展する最も良い場所は九江経済開発区です。九江開発区は、1992年に設立され、九江の市街地にあります。江西省で初めての重点開発区のひとつです。面積は120 kuです。九江開発区は設立して14年以来、大開放による大工業発展促進の戦略を実施し、「輸出加工区」、「自動車工業団地」、「ハイテク工業団地」、「長江沿線産業地帯」などの八つの専門区域を建設しました。300社以上の企業が相次いで九江開発区に進出しました。スズキ株式会社と中国昌河集団が共同出資する九江昌河鈴木会社は、開発区に進出した企業の一つです。現在、年間10万台の「リアナ」という乗用車と15万台のスズキエンジンの生産能力に達し、江西省のナンバーワンの乗用車生産基地になり、九江昌河鈴は江西省が重点的に支持する自動車企業にもなっています。

  重点として九江輸出加工区についてご紹介いたします。九江輸出加工区は、九江開発区内にあり、2005年6月中央政府の認可を得て新規増設された全国18の輸出加工区の一つで、今まで江西省の唯一の国家級輸出加工区です。面積は2.81 ku、初期の開発面積は、0.987 ku、区内のインフラが完備され、区外の生活、服務など付帯施設が機能しています。輸出加工区は、中国の多くの投資区の中でもっとも優遇政策に恵まれた区域です。中央政府の「輸出入免税」、「加工区進入税金還付」、「原料輸入保税」などの優遇政策があります。九江輸出加工区では、電子情報、精密機械製造及び新型材料産業を重点として発展させます。電子情報産業では、電子計算機、電子オーデオ、ソフトウエア、マイクロ・エレクトロニクスなど、精密機械製造産業では、製造技術の進んだ設備、自動車部品、機電一体化とする機械設備など、新型材料産業では、新型電子材料、有機高分子材料及び製品、複合材料を最優先に発展させます。ほかに地方特徴に合うような輸出向けの服装と食品工業を発展させます。九江輸出加工区は、2005年9月に設立して以来、もっとも早いスピードで建設を進めており、今月の末頃、国の検査を受けて運営に入ります。九江輸出加工区は中国中部地区に少ない輸出加工区として、中国輸出加工区の中で良好な優位を持っています。


  港湾と交通位置の優位性。
  
  九江輸出加工区に臨んでいる九江港は、中国の一類対外開放の港です。年中5,000トン級の船舶が入港できます、水路を通じて100以上の国につながります。年間貨物の取り扱い量は3,000万トンに達し、九江国際水運センターのコンテナー取り扱い量は50万TEUに達し、長江中流の中継物流センターになります。九江輸出加工区の近くに昌北国際空港があり、空路は40本以上の国際線、国内線が開通されています。陸路は、京九鉄道など5本、贛粤高速道路など4本が九江を経由します。京九鉄道沿線の一番大きいな貨物輸送の列車編成ステーションも九江にあります。


  環境資源の優位性。

  九江輸出加工区は、盧山の麓にあり、長江に臨んでおり、景色がすぐれています。ここは、居住環境が良く、人材居住地として、国内外の実業家の投資効果が見込まれる、理想的な場所です。また、九江輸出加工区は、豊富な電力資源と人材資源に恵まれています。昔から江西省の工業基地である九江にはたくさんの技術労働者がいますし、高等職業学院などの在学中の大学生が7万人余りいます。

  コストの低い優位性。

  一つ目は、労働力のコストが低ことです。九江の労働者の人件費は先進国の1/20、沿海地区の 1/2です。二つ目は、水道、電気のコストが低いことです。工業用水の価格は、トンあたり1.2元、発電機ユニット容量は200万KW、九江には、華中地区の最大の火力発電所と江西省の最大の水力発電所があります。工業用電力の価格は0.53〜0.63元です。三つ目は、物流のコストが低いことです。水路で九江から上海まで2日間、40ftのコンテナーの運賃は300ドルぐらいです。
九江輸出加工区の優位性により、建設当初から、オランダ、ポーランドなど諸国の多くの実業家が視察に訪れました。現在、オランダのRDM会社が投資、建設するエンジン・プロジェクトについて初歩的な合意に達しています。ポーランドのヘリコプター生産プロジェクトは、必要な申請手続きを進めているところです。香港の偉博会社の服装生産プロジェクトと香港美盧国際集団の乳製品生産プロジェクトももうすぐ着工しようとしています。

  ご来賓の皆様、友人の皆様、九江は無限のビジネスチャンスがあるところです。江西省の開放型経済の拠点とする九江経済開発区の主旨は、お客様方にとって、一番安いコストで、一番早く効果が見え、もっとも多くの利益を得られることにあります。皆様方が九江へ視察、投資、発展にお越しいただきますよう心から期待いたします。最後になりますが、皆様方のご健康とご発達を心から祈念申し上げます。

  ご静聴、どうもありがとうございました。




投資九江 前途有望


江西(北京)日本企業家投資説明会

九江経済技術開発区、輸出加工区管理委員会主任 李光栄


中国・九江の地理位置

九江開発区は、1992年に設立され、江西省最初の重点開発区の一つです。面積は120 kuです。九江開発区は設立して14年来、大開放による大工業発展促進の戦略を実施し、「輸出加工区」、「自動車工業団地」、「ハイテク工業団地」、「総合工業団地」、「長江沿線産業地帯」などの八つの専門区域を建設しました。


江西九江輸出加工区交通案内

九江経済開発区総合計画

日本のスズキ株式会社と中国昌河集団が共同出資する九江昌河鈴木会社は、開発区に進出した企業の一つです。現在、年間10万台の「リアナ」という乗用車と15万台のスズキエンジンの生産能力に達し、江西省で初めての乗用車生産基地となり、九江昌河鈴会社も江西省が重点的に支持する自動車企業に成長しています。

中国九江出口加工区
中国九江輸出加工区
  
九江輸出加工区は、九江開発区内にあり、2005年6月中央政府の認可を得て新規増設された全国18の輸出加工区の一つで、江西省唯一の国家級輸出加工区です。計画面積は2.81 ku、初期開発面積は0.987 ku、区内インフラが完備され、区外の生活居住区など付帯施設が機能しています。

昌河鈴木(九江)有限会社

輸出加工区優遇政策

輸入免税:区内の生産に必要な機械、設備、金型、修理用部品;インフラ建設に必要な機械、設備、建設用物資、事務用品に対し、輸入関税と輸入環節税の免税をする。

加工区進入貨物の税金還付:加工区外にある中国国内の企業が区内に輸出する貨物は、中央政府の輸出における増殖税還付の優遇政策を享受する。区外から区内に進入する国産機械、設備、原材料、部品、包装資材、合理数量の建築材料等に対し、輸出扱いとして輸出税を還付する。

進入原料の保税:輸出製品生産に必要な原材料、部品、包装資材及び消耗材を海外から輸入する場合、すべて保税とする。

輸出免税:加工して再輸出する製品に対し免税する。

輸出加工区優遇政策

輸出加工区と輸出加工区への貨物に対する免税:加工区と加工区の間で進出・進入する製品、原材料、機械設備に対し免税する。

外貨管理:区内から海外に販売する貨物に対し、輸出収入審査・許可申請手続きがない;海外に支出する場合、輸入支出審査・許可申請手続きもない。

クオータ・ライセンス:貨物は加工区と海外の間に自由に進出する。中央政府の規定がない限り、クオータとライセンス管理を実行しない。


産業発展方向
自動車及び部品
  電子技術及び情報産業
  光学機械電子の一体化製造業
  生物製薬及び精密化学工業
  精密機械
新型材料
  食品飲料
紡績服装
港及び交通優位性
水運:九江港は国家級一類対外開放の港です。歴史的にも水運は九江の交通優位を占め、長江を利用し上流の重慶、武漢、下流の南京、上海に到着し、世界各地にアクセスします。各種類の港と専用埠頭は合わせて144基、一年中5,000トン級の船舶が通航でき、年間取扱い能力は3,000万トンです。

航空:現代的な昌北国際空港は、北京、上海、広州、深せん、ホンコン、日本及びシンガポールまでの40数本の空路が開通されました。昌北国際空港は、九江市内まで100キロ、高速道路が利用できます、廬山空港は、九江市内までわずか30キロです。

  航空案内図

  道路:国道105(北京―珠海)、国道316(福州―蘭州)は、九江市を経由します。九江を中心にする高速道路は、上海、南京、杭州、武漢、長沙、南昌、広州、福州などの大都市と中等都市まで直行しています。

九江道路交通案内図
鉄道:鉄道は四方八方に連絡しています。京九線(北京―香港)、武九線(武漢―九江)、合九線(合肥―九江)、銅九線(銅陵―九江)及び景九線(景徳鎮―九江)が九江を通過しています。
九江鉄道交通中枢
人文環境及び資源優勢
九江経済技術開発区(九江輸出加工区)は、盧山の麓にあり、長江に臨んでいて景色の優れた、住みやすい環境に恵まれ、人材も多く、国内外の企業家の投資、発展に絶好の場所です。
世界文化景観―廬山
世界地質公園―廬山

世界文化景観―廬山

中国一の淡水湖―鄱陽湖の渡り鳥
中国魅力都市―九江
人材資源の豊かさ
普通大学7校があり、在学の大学生7万人がいます。
各種中等専門学校、職業学校32校があり、在学生が2.8万人がいます。
独立した科学研究機構19ヶ所の内、中央部門と江西省所属が2ヶ所づつあります。
九江市内の企業、事業機構では各種専門従業員が8万人余りいます。

エネルギー豊富

電力:九江市の総電力設備容量は200万Kw、華中、華東地区の重要な電力供給基地です。
給水:九江市の水資源の総量は142億㎥、市内の水道の浄水能力は40万トン、生産、生活の用水を十分に確保しています。
  

 低コストのメリット

  人件費
一般操作労働者 月給:600〜1000元
技師と管理者 月給:1000〜2000元

用水コスト
住民生活用水 1.00元/トン

低コストの優位性

電気使用コスト
大工業用電気:0.535元/1kwh
一般工業用電気:0.642元/1kwh
オフィスビル/工場/倉庫の賃貸料金
写字楼:20元左右/平方米
オフィスビル:20元/u
工場:8元位/u
倉庫:8元位/u


  来賓の皆様、友人の皆様、九江は無限のビジネスチャンスがあるところです。江西省の開放型経済の拠点とする九江経済開発区の主旨は、お客様方にとっては、一番安いコストで、一番早く効果が見え、もっとも多く利益をもたらす絶好のチャンスです。皆様方が九江へ視察、投資、そして企業発展のためにお越しいただきますよう心から期待いたします。最後になりますが、皆様方のご健康とご発達を心から祈念申し上げます。


 どうもありがとうございました。

「江西省日系企業投資説明会」にご臨席のお客様方と友人の皆様方を心から歓迎すると共に、九江輸出加工区で投資企業を設立されますよう心から期待しております。

九江出口加工区

写真左:九江市甘栄湖のほとり
写真右:中国地図による九江市の位置(九江は華南地方とも呼ばれる)

* 日之韻祭……2007/06/13…
日之韻祭

 九江学院外国語科日本語学科では毎年この時期「日之韻祭」と称して、日本の歌曲や舞踊、料理などの実演や展示をする行事がある。

 今年は料理を主とした企画になったらしく、係りの代表者が相談に来た。材料は自分たちで準備するから何か料理を作ってくれいないかとの家内への相談。家内も友好のためならと気持ちよく引き受けてくれる。

 そこで、メニューの相談から始まる、巻寿司、散らし寿司、稲荷寿司と寿司類に焦点が絞られた。巻き寿司の海苔は日本から持参したものを提供。寿司の具や稲荷の三角揚げはすべて現地調達することに。

 そのほか、振りかけおにぎり、コロッケ、和風サラダ、豆腐の味噌汁を添えることになった。味噌も日本からの持参品提供。

 以上で計画がまとまり、いよいよ実施。展示会場は屋外でテントを張ってすることになるので、あとは好天を願うばかりだ。

  さて、いよいよ展示会開催の日となる。
 
期日:2007年5月15日午前9時から正午まで。

場所:学園内第3食堂前広場。

 当日は降らず照らずの絶好の行事日和であった。朝早く、係りの学生が上記に必要な食材を調達し持参する。小生も授業のない日だったので、手伝うことにした。開会の9時までに間に合わせないといけない。前日準備できるものは前日にし、手際よく作業する。9時、ピッタシに間に合う。学生たちが出来上がった料理をテントに運び、料理名をパネルに書いて展示する。宣伝が行き届いていて授業の合間に、他学科の学生たちがどっと詰めかける。

 チラシ寿司を少しずつ試食するコーナーも設け、大人気だ。教官たちも来る。教官たちには、稲荷、コロッケ、味噌汁の試食を振舞う。

 正午となり、あわただしい、行事も終わり、係りの学生たちは追加のチラシと、味噌汁で昼食をとる。かくて、料理展示コーナーは盛会のうちにおわった。

  後日、「先生、私たちは見るだけで、食べられなかった。」という日本語科の学生たちのために、毎週定例の日本語コーナーの時間に一緒に食べましょうということでチラシを準備した。これ後日談。

  以上、食文化の交流は一番印象に残ることのひとつではないだろうか。


写真左:展示コーナーの係りの学生たちと

写真中:展示された料理の一部   

写真右:試食の振るまいを手伝う池田公榮

* 九江よりラブコール……2007/06/05…
九江市からの企業誘致情報

  今回は九江市が日本向けに企画している企業誘致の情報をお届けします。

T、九江市の地理および社会資源紹介

 (1)位置・気候  東経113.35‘〜118.29‘ 北緯24。29度〜30.05度。江西省北部の長江港湾を包む港街。南部2時間のところに省都南昌市、東北部に湖北省都武漢市、北に安徽省、東に浙江省・福建省の一部、西に湖南省長沙市などと高速道路で結ばれています。気候温暖で年間平均気温16℃〜20℃。年間降雨量1300〜1900ミリ。
 
 (2)交通  九江市は江西省北部の長江港湾を持つ華南地方の交通の要衝であります。港湾は5千トン級の船舶が使用可能。そのまま上海へ出られ、ここより世界各地へ航行できます。また鉄道輸送は北京―広州・上海〜九江・武漢〜九江などあります。高速道路もよく整備され、南京・上海・武漢・長沙・北京までもいともたやすく往来できます。九江市は、船・鉄道・高速道の通過地点です。人口は現在63万人だが近年中に100万都市に生まれ変わるべく、社会的インフラが級ピッチで進んでいます。
 
 (3)産業  九江市には世界自然遺産の廬山があります。また、中国一大きなポーヤンフーはん(番+こざと)陽湖があり、淡水を利用した稲作や漁業、真珠養殖などが盛んです 。農産物は1年をとおして豊富であり、種類も多い。また、日本のスズキ自動車やタングステン鋼などの生産工場があります。地下資源として、ここにしかない希土類に含まれる高価な金属があり、これらの精錬は魅力的なものになるでしょう。また、九江市は石材生産で有名です。建築外壁材、道路財敷材、公園等据置ベンチの一次加工、注文彫刻など多様な技術を提供できます。

 
 (4)必要エネルギー・水資源の確保  工業用エネルギーと水資源は豊富に確保されており、需要に対して十分に応じられます。


U、日本の企業来九大歓迎
 (1)、土地   企業立ち上げに必要な十分な土地の提供を保障します。

 (2)、許認可手続きの簡便化とスピードアップ   九江市は、日本企業が九江市を拠点に生産活動を始める際、許認可の諸手続きの簡素化を応援し、速やかに企業立ち上げが出来るよう便宜を図ります。


V、問い合わせ先   ご不明な点は下記へご遠慮なくお問い合わせください。

  九江市外事僑務弁公室 于紅(うこう)
  江西省九江市十里大道225号
  Tel: (86)792-822-7911
  Fax:(86)792-822-7100
  Mail:fao-jj@hotmail.com
  skype account: smile_uko


写真左:九江市長虹通り
写真中:長江大橋。上部は高速道下部は鉄道。
写真右:11月の廬山遠景

* 九江高田友好会会長來九……2007/06/03…
九江高田友好会の樫根会長が派遣講師の件で來九された。中講師が健康を害され、急遽日本へ帰国のやむなきに至った。同師を派遣した側の大和高田友好会の会長としては責任を感じてわざわざ九江大学を訪れられた。学院側にはその誠意が十分伝わったものと思量される。樫根会長さん。ご苦労様でした。

写真、樫根会長さんを挟んで、国際交流課の黄主任、学園経営者の王会長、九江高田会の初代交流に関与された先生と熟年留学の木村さんの皆さんと日本語コーナー「静」の部屋で。

写真右:この時期花壇を彩る紫陽花

* 6月の花……2007/06/01…
九江の6月
 
  九江の6月は、花木の種類は少ないが、玉蘭とキョウチクトウ,
ザクロ、ネムの木の季節である。玉蘭は香りよく、純白の清楚な花である。キョウチクトウは白とピンクがあり、湖畔や街路を華やかにする。日本の田舎ではキョウチクトウの葉っぱが家畜に有害なので好まれないが、花木の少ない夏の花としては貴重。ざくろは日本でもおなじみの果樹であるが、中国ではよく庭先や街路に植えている。そして、最後はネムの木。昼間は葉っぱが開いているが夕方になると葉が合わさって眠っているように見えることからネムの木と呼ばれる。ある通りは、このメムの木が植えられ、薄紫の花が咲いている。

  九江には、花は咲かないが、葉っぱそのものが芳香性のある楡の木がいっぱい。あちこちにこの楡が植えられており、初夏の道路を緑のトンネルにしてくれるばかりか、ほんのりとした香りがとても気分をよくしてくれる。

  日本は沖縄と奄美大島がすでに入梅宣言をしているが、九江はまだ。あと1週間か2週間後には降り出すであろう。江南の気候は九州南部の気候と重なるみたい。ときに、外国にいる気がしなくて、ふるさとの九州にいる気分いなるのはきっと気候が似ているからであろうと思う。

  鉢物は店頭に多く売られており、金盞花、マリーゴールド、サルビアの類が花好きな家に鉢ごと置かれているのは心和む。中国も折々の花を飾る心の余裕が出来たためだろう。


写真左から玉蘭、キョウチクトウ、ざくろの花

* 蘇州を旅する……2007/05/17…
 5月12日、卒業生、呉越さんの招きに応じ、蘇州へ立ち寄る。ここは上海から列車で約40分西へ位置するところ。交通の便もよく、列車、バスいずれも15分おきに出ている。

 今日の蘇州は外国企業が多く入り、活況を呈している。人口も爆発的に増えている地区である。

 また、蘇州は水の都といわれ、いたるところに運河を擁し、昔の面影を残している。中国観光のメッカのひとつ。すれ違う観光団体からは日本語、韓国語、英語、フランス語、スペイン語が聞かれ、にぎやかなものである。

 蘇州観光地は工業団地や高層住宅地とは完全に隔離されており、そのスポットに入ってしまえば、悠久の中国へタイムスリップしてしまう。

写真左:緑豊かな虎丘公園

写真中:ふるい工芸品も目を楽しませてくれる

写真右:呉越さんが友人の車を借り上げ、蘇州市内を回ってくれた。エンジ色の男性は運転手。

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