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フーテンくまさんの長沙日記

  

本場の中華料理をたらふく食べたい,中国の雄大な自然に触れてみたい,そんなたわいもないことを考えていたら,いつの間にやら中国の日本語学校で働くことになりました。当然,中国語も全然話せません。あるのは旺盛な食欲と,好奇心だけ。そんな,まるで冬眠明けのクマみたいな私が,見て・食べて・遊んで・触れ合った中国をお伝えします。


                  
2011年3月   奥山
       


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2011/10/30

チャイナテレコム


 星沙にあるチャイナテレコムとチャイナモバイルとチャイナユニコムを訪ねた。

インターネットの接続に関してチャイナテレコムで話を聞くと3カ月600元くらいということだった。
詳しく話を聞いているうちに張さんが「大丈夫」と言って席を立った。
なんでも湖南省机電職業学校にサーバーがあり,ひと月50元くらいでネットが使えるということだ。

2011/10/29

平和堂


 昼から平和堂へ出かけた。
案内をしてくれたのは張さんと雷さん。
平和堂は長沙市の繁華街にある日系のデパートだ。
歩行街のそばにあり,鹿児島でいえば天文館の山形屋といったところ。
周囲には他の大型デパートもあり,買い物客でごった返していた。

 さすがに日系のデパートなので日本の商品もたくさんあった。
ただ,現地生産の品物がほとんどなので,品質がすべて同じとは言えない。
価格は少し高いという事だった。
梅干しと味千ラーメンとチョコレートを買った。

 その後,インターネットのことを調べてもらおうとあちこち訪ねたが,結局よく分からなかった。

 チャイナテレコムを訪ねる途中の歩行街でコスプレヤ―を見かけた。
10名ぐらいの若者たちが,メイドや日本刀を差した浪人の格好をして集まっていた。
写真を撮りながら張さんと話していたら。
突然,その中のメイドが「すみません!」と日本語で話しかけてきた。
こちらも当然日本語で答えた。
すると,あっという間にメイド達に囲まれた。
みんな興奮した感じで何か喋っていた。

 その中の一人が「Can you speak English?」と尋ねてきた。
私たち三人とも日本人だと思ったみたいだ。
私が「他是中国人」と張さんと雷さんを示したので,みんな一斉に中国語で話しだした。
彼らは漫画喫茶の宣伝でコスプレをしていたということだ。

 雷さんの実家はこの近辺にあるそうで,地理には詳しく,白沙井や体育センターを案内してくれた。

 白沙井では多くの人々が水を汲みに来ていた。
かなり有名な湧水らしく,近くにはお茶の店が数多くあった。
体育センターはかなり大きく,スポーツはもちろんコンサートなども開かれるそうだ。

 バス停へ移動する途中で天心閣のそばまで行った。
創建は不明だがかなり古い時代の長沙の城ということだ。
湘江沿いのこの地は水と肥沃な土地に恵まれ,昔から穀倉地帯だったそうだ。
その中心として長沙は発展してきたのだ。

2011/10/25

日本の歌


ここでも日本の歌をよく耳にする。
先日行った星沙のLOTUSでも前の広場で青山テルマがかかっていた。

すぐ横の職業技術学校では,朝,昼休み,放課後と必ず音楽が流れる。
それもかなり大きな音で。

朝はだいたい元気のいい行進曲風。
中国の国歌もよくかかる。
昼と放課後は流行歌を中心に選曲されているようだ。
日本の曲もよくかかる。
当然中国語バージョンが多いが,たまに,日本の原曲がそのまま流れることもある。

「風になる」「Tomorrow」「銀の龍の背に乗って」「ひとり上手」などが流れていた。

夜7時ごろになると学校の広場ではダンスサークルの様なものが始まる。
音楽に合わせて整列した人々が踊っている。
これは何かの発表会の練習なのか。

2011/10/24

QQ


 アパートでネットが使えないので,久しぶりに事務室のパソコンでQQにアクセスしてみた。
岳陽の学生たちからリクエストが6件も来ていた。
さっそく,承認し,ホームに写真をアップしたことを連絡した。

OCNとブログのメールはしばらく確認できそうにない。

2011/10/20

岳陽へ


 範先生に誘われ,岳陽市の学校へ学生募集に行った。
岳陽市は,有名な洞庭湖のほとりにある人口90万ほどの都市だ。
長沙市の120kmほど北に位置し,中国国内でも有名な観光都市だ。
私も洞庭湖と岳陽楼の名前だけは聞いたことがあった。

 途中で丁先生という方と待ち合わせ,出発した。
丁先生は長沙市国際教育交流服務中心の日本部長さんで,日本語がとてもお上手だ。

 目的の学校は岳陽市外貿職業技術学校。
学生数が200名程度の岳陽市郊外にある学校だ。
学生の年齢は高校生くらいということだ。

 私たちが着くと学校中の人々が中庭に集まり始め,前には演壇まで作ってあった。
すごい歓迎ぶりだ。
学生募集の話し合いをするだけだと思っていたので,とても驚いた。
あいさつと日本の歌まで歌わされてしまった。
何も準備もしていなかったので,「上を向いて歩こう」の歌詞を適当にごまかして歌った。

 日本語学科の生徒は20名ほどで,学習を始めてまだ,2カ月という事だ。
歓迎セレモニーのあと日本語科の学生たちが私たちの周りに集まってきた。
まだ,日本語での会話はできないが,日本についていろいろと尋ねてきた。
彼らのキラキラとした眼差しを見ていると,日本に興味を持って,日本語を学習している人たちがここにもいると思い,なんだか嬉しくなった。

 日本でのニュースでは日中関係のマイナス面がクローズアップされ,中国に対して否定的な意見を持つ人がいる。
しかし,ここ中国では,日本に興味を持ち,日本語を必死に学んでいる若者がたくさんいる。
言葉を学ぶということはその国の文化や人々の生活を学ぶことだと思う。
日本のことを真剣に学ぼうとしている若者たちを見ていると,われわれ日本人は果たして中国の事をどれだけ学ぼうとしているのかと疑問に思う。
中国で日本語を学ぶ人々のことを日本のメディアもどんどんとり上げてほしい。

 昼食はここの学校の先生方が私たちを招待してくれた。
岳陽の料理も辛くてとてもおいしかった。
その後,学生募集の事務的な話し合いがしばらく行われた。
それが無事済むと,校長先生が観光案内までしてくださった。
洞庭湖畔の有名な岳陽楼には,修学旅行の学生が大勢いた。
洞庭湖と岳陽楼にはぜひ行ってみたかったので,とてもありがたかった。

 予定していた時間を大幅にオーバーして,帰り着いたのは7時だった。
充実した小旅行だった。

2011/10/19

カレー


 1コマ目の授業が終わったらすぐに帰ってカレーの準備を始めた。
毛先生も準備を手伝ってくれた。
ご飯が足りないかもしれないと昨日言ったら,味千ラーメンの麺を買ってきてくれた。
カレーうどん(カレーラーメン?)にしようということだ。

材料(10人分)
ジャガイモ中4個 人参大1本 玉ねぎ中 1個 リンゴ1個 バナナ1本
さやいんげん100g 豚肉500g カレールー300g 麺10人分

今までの人生の中で一番材料と手間をかけたカレーだ。
ご飯は水加減が悪かったのか,米の特徴なのか,少し硬かったが,カレーラーメンはとってもおいしかった。
ラッキョウの漬物も好評だった。
みんな,好吃!と言って,すごい勢いで残らず食べてくれた。
料理する楽しさを実感した日だった。
やっぱり大勢で食べる食事はおいしい。

2011/10/18

ネットがつながらない


 ウィンドウズのシステムチェックをしてみたら,それからネットがつながらなくなってしまった。
いろいろ試してみたが,だめだ。
あんなに苦労してやっとできるようになったのに…。
しばらくは,事務室でメールやブログを管理するしかない(もしかしたら,ずっと…)。

 夜は,バドミントン。
今日は,参加者が少なかったので8ゲームもした。
3時間以上はやった。
バドミントンクラブの会長さんがへたな私が打つと「よし」と言って,応援してくれた。
他の方も,次々とゲームに誘ってくれる。
おかげで,休む間もなくゲームが続く。
ダイエットには最適だ。
帰り着いたのは12時だった。
さすがに,ちょっとへばった。

2011/10/17

LOTUS


 2時から星沙のLOTUSへ,昨日に続き,出かけた。
今日は張媛さんに付き合ってもらった。
カレーの材料を買うためだ。
明日行こうと思っていたが,学生たちは,明日の午後は授業があるということなので今日にした。

 ジャガイモ,人参,玉ねぎを選ぼうとしたら,どれもあまり品がよくない。
ジャガイモはあちこち青くなっているものが多く,人参は表面がつるつるの冷凍品の様な感じ。玉ねぎはピンクの玉ねぎしか売っていない。
それも,冷蔵庫で保存されてあった感じのもの。
他にないのでそれらの中から二人で良さそうなものを選んだ。
りんごも山積みで売られていたので,2個買ってみた。

鶏肉,豚肉,牛肉どれも新鮮な感じがし,迷ったが,豚肉を約500g。
カレー粉は小を3箱。ラベルを見ると「好侍百梦多咖喱(ハウスバーモントカレー)」。
おぉ〜懐かしい。
「りんごとはちみつとろ〜りとけてるハウスバーモントカレー〜♪」(by西城秀樹風)

 ラッキョウの漬物の様なものがあったので,ためしに買ってみた。
味は食べてみないと分からない。
最後は米。種類がたくさんあって迷ったが,米粒が丸いものを5kg買った。

 普段,ほとんど料理をしないので,分量がよくわからない。
一応10人分の予定。
足りるかどうか不安だ。

 羅漢果を見つけたので,一つ買ってみた。
健康にいいという事で友人に頼まれていたものだ。
それは果物売り場ではなく,干物売り場にあった。
張媛さんの話では,肉や野菜と一緒に煮込むものらしい,味付けをするものなのかな?調理方法を先生方に聞いてみよう。

2011/10/16

秋晴れの日


 ここ数日の長沙はとても過ごしやすい。
寒くもなく,暑くもなく,空気もわりと澄んでいる。
いつもより少し青く,高い空。羊雲が秋を感じさせる。

 4時頃バスに乗り星沙へ出かけた。
この前,張さんと出かけた時に見つけたLOTUSというスーパーをちょっとのぞいてみようと思ったからだ。
水曜日にカレーパーティーも計画されているので,材料の確認も兼ねて。

 LOTUSは相変わらず人が多く,前の広場や歩道では食べ物の屋台や服や靴を路上販売している人がいた。
すると突然その中の一人が何か叫び出した。
交差点の向こうから公安の車が非常灯をつけながらやってきたのだ。
やっぱり,路上での販売は禁止されているようだ。
みんなあわてて店じまいを始め,クモの子を散らすようにどこかへ隠れて行った。
しかし,車が通り過ぎると何事もなかったように,また商売を始めた。

 バス停で帰りのバスを待っていたが,あまりに乗る人が多いので,2回見送った。
3回目に来たバスに乗ろうとしたら,彭さん走ってきた。
友達のところへ行っていたそうだ。

 いつも,おちゃめな彭さん。
以前は幼稚園の先生だったそうだ。
クラスのファッションリーダーらしい。
歌がすごくうまい。
彼女にはぜひ,「時の流れに身をまかせ」と「ルージュ」「帰省」を日本語で歌えるようになってほしい。

2011/10/14

同級生


 8時ごろ範先生に誘われて釣りに出かけた。

 車で1時間くらいの長沙市郊外の小さな村が今日の目的地だ。
黄興という人の故郷らしい。

 黄興は辛亥革命の立役者ということだ。
孫文が日本では有名だが,黄興については今日初めて知った。

 範先生の話では革命の理論は孫文が,実際の活動は黄興が指導したということだ。
帰ってネットで検索したら,ジャッキーチェン主演で映画化され11月から公開されるとのことだ。ぜひ,見てみたい。

 釣りはため池(養魚場)でやった。
範先生の同級生が10人くらい集まり,みんなでにぎやかに釣り始めた。

 昼食は近くの料亭で御馳走になった。
料理はとても辛くて,美味しかった。

 初めて犬の肉を食べた。
みなさん大好きらしい。

 みなさんの話がとっても盛り上がっていた。
話の内容を通訳してもらうと,初恋の話とか,よく意地悪をされたこととか,だれが一番モテタとか等,昔話に花が咲いていたようだ。

 同級生との昔話はどこの国も同じなんだなぁと感じ,故郷の同級生のにぎやかな笑顔を思い出した。


 みなさんと乾杯をして,食事を終えるころにはだいぶ酔っていることに気付いた。

 範先生が持ち込んだ中国の酒は54度,それをぐいぐいと飲んだせいだ。
 おかげで,釣りをすることもできずに,しばらく木陰で横になっていた。

 池のそばの休憩所では釣りをしない同級生数名が麻雀をしていた。
酔い覚ましがてらに横で見ていた。
みなさんとっても上手で手慣れていた。
ここでも,女性がとても強かった。

 釣りに関して言えば,私は一匹も釣れなかったが,範先生は10匹くらい釣ったということだ。
他の同級生の皆さんも大きな草魚やふなを釣っていた。

 アパートには6時半ごろ帰り着いた。
楽しい1日だった。

line

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