永谷元宏の「長沙日語学院 友好の輪
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福島顕二郎の長沙教師録〜未来への道が完成(文字クリック)

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長沙日語教師録  
「コメント」



  
     

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2007/03/26

普通の教師と特殊な?学生


土曜日の夜、602クラスの教室へ行った。いろいろと話をしているうちに、明日の昼飯を作ってくれることになった。ありがたいね。彼らと明朝7時半から散歩することも約束した。 
 
  散歩が終わり学校付近に帰ってくると、「先生、今から材料を買いましょう。朝は新鮮な野菜がたくさんあるから。」だって。しっかりしているね。
スーパーで材料を買っていると「先生、先生がいつも飲んでいる牛乳、今日は安いです。」と言って数個持ってきた。当然買った。ありがたいねえ。
 帰りがけに八百屋にも寄った。「先生、果物は何が好きですか。」と聞いた。果物はなんでも好きだよ。と言ったら「スイカは好きですか」「大好きです」と言った。スイカも買った。
 
 昼飯作りは10時半ごろ始まった。。料理はあまり得意ではないと言っていたが、なかなかの様子だ。12時ごろ出来上がった。苦瓜に豚肉と卵、ホウレン草のスープ、牛肉と野菜(名前は知らない)を炒めたもの、豚肉と野菜(名前は知らない)を炒めたもの。3人が一生懸命に作ってくれた料理だ。学生たちと食べた。いい味だった。心のこもっている料理は本当にうまい。

 その日の夜、何を食べようかと思っていると、一人の学生から電話があった。小生の晩飯を心配してくれていたのだ。本当にありがたいねえ。その学生にお願いしたら、材料持参で来てくれた。実に手際がいい。短時間で三品も作った。もう一人の学生を呼んで三人で食べた。学生が「小生のために作ってくれる料理」、実にありがたい、そのうえ美味しい。

 教師が日本語を教えるのは「当然」のこと、しかし学生が教師の飯を作ることは「特殊」なことだ。 このような「特殊」なことをしてくれるなんて・・・感謝、感謝だ。
 この学生たちにどのような方法・どのような形で答えれば良いのか。彼らに「活きた日本語会話」を上手に教えようと試行錯誤中だ。一日も早く試行錯誤から脱出し、分かりやすい教え方を確立?したい。7月までにでどこまで出来るか。精一杯、悔いを残さない長沙生活を送りたい。悔いを残さない長沙生活にしなければならない。

 ありがとう、学生さん。  感謝、感謝です。

       学生さんに大事なことを教わっている未熟な熟年男です。

2007/03/25

異文化体験


 昨日の朝の散歩の時、朝8時少し前だった。
爆竹の大きな音がし、向こうが見えないくらいの煙?のなかから行列が近づいて来た。こんなに朝早く何かなと思っていた。トランペット、サックスホーン、大太鼓、小太鼓それに爆竹、それはそれは賑やかだ。新装開店?の宣伝かと思ったほどだ。
 
 それは葬式の行列だった。棺おけを4人の男性がかずいて片側3車線の車道を行進?している。爆竹を鳴らして多くの人たちが見送っている。喪主らしき人とその妻らしき人は、その人たちに道路に跪き挨拶していた。
5〜10m歩いては跪き、それはそれは大変そうだ。そのうち、その道路を横断しだした。爆竹を鳴らしながらだ。当然その間は通行止め?だ。運転手は何も言わずに止まって行列を見送っている。
 
 ここは中国だと今日も痛感した。

 

2007/03/22

ちょっと親しくなれたかな?


 長沙に来てから、毎朝学校近くの湘江という大河の堤防(大きな公園)を散歩している。二胡をひく男の人と、その隣で歌っている女の人がいる。時々会うので軽くあいさつ程度をしている。今日はちょっと話しかけようとしたら女性から話しかけてきた。
  ・あなたは何歳ですか?
  ・私は62歳です。あなたは?
  ・私は67歳です。
  ・それではあなたは。(男の人に訪ねた。)
  ・私と一緒です。(女の人が答えた。)

 これだけ聞き取るのが必死だった。まだまだ彼女は多くの言葉を早口でまくし立てが、標準語でも聞き取れないに長沙弁ゆえ、まったく聞き取れなかった。でも、前より彼らとちょっと親しくなったような気がする。

 2、3ヵ月後はもっと親しくなっていると思うが、どうだろうか?
 
 今度あった時には名前を聞こうかな?
  
  

2007/03/20

風呂屋、初体験。


 3月19日(月) 風呂屋へ行った。長沙へ来てはじめて風呂に入った。気持ちよかった。
 日本のいま風の風呂屋(○○の湯)と多少似ておりサウナは温度の異なる2部屋、浴槽も3槽あった。
久しぶりに浴槽に入った。気持ちよかった。長沙で風呂に入れるとは思いもよらなかっただけに嬉しかった。やはりシャワーだけじゃあねえ。
 サウナで汗を流した後、体中をしっかり洗い?浴槽に入った。思わず「あー」とため息が出た。日本人でなければこのため息は出ないだろう。
 
 月曜日の夜ということか、客は少なかった。ぎゃくに従業員の多さにはビックリした。数人のドアーボーイに迎えられ、入り口を入るとまず靴をサンダルに履き替える。ロッカーのキーを受け取り、ロッカーで裸になる。タオルが欲しいがどこにあるのか分からない、同行の範校長が備え付けのタオルでなく、新品のタオルを購入してくれた。
 その後、サウナへ。はじめに入ったサウナは、小生には熱すぎたため、もう一箇所のサウナに入った。範校長は、途中で熱いサウナに移った。洗い場やシャワールームもたくさんあるが、人はまばらだ。
 大きな浴槽に2、3人しか入っていない。全体が広いので客がとても少ない感じがした。浴室?にも多くの従業員がいた。湯上り後は「湯上り衣?」を着て上の階に行った。そこには多くの客がくつろいでいた。ゲームコーナー、卓球、ビリーヤード、トレーニング器具、軽食コーナー?それにゆったりしたシートに座り(リグライング)大型テレビを見ながらくつろげる部屋。「範校長が足つぼマッサージをしますか。」とおっしゃったので「それは、いいですね、お願いします。」と言った。1時間たっぷりとマッサージを受け本当に疲れが取れた感じがした。心もリフレッシュした感じがした。マッサージを受けながら飲んだウーロン茶はおいしかった。甘かった。湯上りで飲むビールよりもおいしいと感じたぐらいだ。
 
 気がついたら時計は10時半を回っていた。範校長に学校まで送っていただいた。学校の門はすでにロックアウトだった。1、2分すると守衛が巡視?から帰って来たので守衛室から構内に入った。
 範校長先生、本当にありがとうございました。すっきりしました。リフレッシュできました。
 今日も感謝の一日だった。

2007/03/19

郵便局での体験  PartU


今日1コマ目の授業終了後郵便局へ日本への手紙を出しに行った。
先週も出したので同じだろうと思っていた。封書を渡して「日本へお願いします。」と言ったところ、早口の中国語で何か行っている。まくし立てられている感じがした。まったく聞き取れない。そうするとゆっくりとジェスチャーを交えながら言い出した。なんとなく分かった。宛名と差出人の住所の書く場所が違うといっているようだ。差出人の住所・氏名は裏側に書けと言っているようだ。 確か中国の習慣では宛名と差出人住所等は表側に書くと聞いていたのだが・・・。先週日本へ出したのは今回と同じ書き方だ。そこで局員に先週はこのように書いてお願いした。だから、問題ない、と言ったつもりだ。すると局員はどこかに電話をして聞いているようだった。OKになった。
 
金額は先週と違った。今回は2通で12元(190円)だった。まあちょっとの違い(1.5元高)ゆえ、良いかと思った。(先週と金額が違うと中国語で言える能力もない。) 
先週は自分で切手を貼れと言って切手と糊を渡された。今回は局員が貼ってくれた。これはありがたかった。
 次回、日本に出す手紙はどういう風に書けばいいか?中国の先生方に聞いてみることにした。
  今回もいい体験をした。次回はどんな体験が出来るか楽しみだ。

2007/03/18

今日の異文化体験?


 昨日、今日と雨は降るし寒い日だ。長沙に来て一番寒い日だと感じている。
 昨日からパソコンがフリーズし、使えず困っていたが許くんが9時ごろ来てくれすぐに直った。昨日、本屋で買った幼児用の発音練習表を使って発音練習するも「zh,ch,sh,r」は何回発音しても合格しない。もう3、4日同じ練習をしているが一向にOKがでない。練習表を部屋の壁に貼って毎日?練習することにした。
 昼少し前に李さんと雷さんが昼食の材料を持って現れた。今日も3人で作ってくれるようだ。
 
 美味かった。小生が野菜が好きなことを知ってか、野菜料理が多かった。味付けもうまいもんだ。小生向きだ。今日も感謝、感謝だ。
 
 食事の後片付け後は、部屋の掃除をしだした。「先生の寝室も掃除していいですか」「もちろん、いいですよ、お願いします。」と言った。驚くと同時に感謝だ
 
 彼らは明日テストがあるらしい。教科書を取り出し勉強しだした。
「先生、(とにかく)と(ともかく)はどう違うんですか。とか、「といえば」の使い方は?とか「まんまと」、「ちなみに」の使い方等等、我々が日常なにげなく使っている言葉を彼らに説明するのは非常に難しい。そこで、持って来た日本語文型辞典と電子辞書が役に立った。しかし彼らが本当に理解したかどうか。明日のテスト結果はどうか・・・。心配と楽しみとで複雑な心境だ。
 雷さんは用事があるようで途中で帰った。

 夕食はスーパーで買ってきた餃子だ。3人で食べても、たった15元(240円)だ。餃子を食べた後、餃子のゆで汁を飲んだ。これは始めてだ。「日本では蕎麦を食べた後、蕎麦のゆで汁を飲むよ。」と説明した。同じようにゆで汁を飲む習慣があるのにもビックリした。今日の異文化体験?だ。
 
 彼らは、まだ小生の隣で真剣に勉強をしている。テスト方法は先生が中国語で読み上げた単語、言葉を学生が日本語で書くようだ。出題範囲も広いため、単語・言葉も多く大変だ。でも、彼らにはがんばって勉強し、日本語を一日も早くマスターしそれぞれの夢をかなえて欲しい。
そのための手伝いが少しでも出来ればと思っている。

 8時半になった。彼らは「先生、今日もありがとうございました。」と言って帰って行った。これらこそ、ありがとうだ。今日も感謝だ。
 帰宅後も、まだ勉強するのだろう。多くの単語・言葉を覚えて欲しい。

 

2007/03/16

先生と学生に感謝


 今日は授業のない日だ。昨日、許くんと「明日の昼は外で食べような」と約束していた。彼の授業は9:40分に終わるので職員室で彼を待っていた。パソコンがちょっと使えにくくなったので彼に見てもらうために我が部屋に行った。李さんと雷さんも一緒だった。パソコンはすぐにもとに戻った。11時20分ごろ李さんが「そろそろ材料を買いに行きましょう。」と言うのではないか。彼らが作ってくれるつもりらしい。4人でスーパーに行った。野菜、肉、調味料等を買い、まだ一部気に入った野菜がないようで、帰りに学校近くの八百屋によった。小生は明日の朝食用のパンが無くなったのでマリオ(パン屋)に買いに行くと言って許くんに鍵を渡した。小生が帰宅すると彼らはすでに支度の真っ最中だった。
 見事な出来だ。茄子とひき肉、キャベツと豚肉?、ピーマンと豚肉と知らない野菜それにアヒル(これはスーパーで味付けしたもの)、すごいご馳走だ。これだけ買って55元(蜂蜜18元を含む)程度だった。 味付けは良かった。許くんは料理がうまいもんだ。彼が主体で作っていた。そういえば今ある足拭きマットが汚いので、新しいものが欲しいと言ったら、許くんが「私が洗いましょう」と言うのではないか。恐れ入った。彼は食事の片づけをした後「先生、ブラシはありますか。」と言うのではないか。靴用のブラシがあるというとそれで足拭きマットを洗い出した。見違えるほどきれいになった。新品の時の色を知らない小生にとっては、黒ずっぽい、くすんだ色から、色鮮やかな色に変身したようだった。
李さんと雷さんは部屋の掃除をしだした。入室後一度も掃除していない部屋ゆえちょっと心配していた?がきれいになった。エアコンのフィルターまで掃除したのだ。感謝、感謝だ。李さんと雷さんは「先生、毎週土曜日に掃除に来ます」と言うのではないか。2週間に一回でもありがたい。お願いすることとした。
 彼らが帰るときには「先生、今日もいろいろと教えていただきありがとうございました。また、明日来ます。」と言って帰って行った。
 自分で飯の支度も出来ず、部屋の掃除もしない小生にとって彼らは実にありがたい。もっとしっかりと教えなければと痛切に感じている。
(昼食、夕食は学校の先生に作っていただいている。本当に感謝、感謝だ)

2007/03/13

郵便局での異文化体験


 今日、日本へ手紙を出しに郵便局に行った。
封書1通5.25元だった。1元16円で換算しても約80円だ。日本国内と同金額とはビックリした。
 2通お願いしたので10.5元だした。局員は切手を渡し「自分で貼りなさい」と言って糊をカウンターに置いた。 ここは中国だと思った。
切手は送り先住所、氏名を書いた裏側に貼るんだって。また、驚いた。
水糊のような糊で刷毛で切手に糊をつけたがベタベタの状態で封書に貼ったため上手く貼れなかった。
 今日も貴重?な体験をした。
 
  封書は郵便局で1通3角(5円)で買った。

2007/03/12

長沙弁?


 昨日いつものように学校付近の湘江という河を散歩した。二胡を引く70歳前後?の男性と、それにあわせて歌っている60代?の女性にいつも会う。一度ちょっと話したことがあるが、ほとんど通じなかった。標準語でもうまく聞き取れないのに、彼らの話す長沙弁はもっと聞き取りにくい。

 今日改めて話しかけてみた。「私は日本人です」と言うと「どこに住んでいるのか」と聞いているように思ったので「長沙大学の中に住んでいる。」と答えた。
「先生か?」と言っているようなので「日本語の先生だ。」と答えた。「月給はいくらか?」と言っているように聞こえた。「月給はない。ボランティアだ」と答えた。そうすると「すばらしい。」と言っているように聞こえた。 実際にはそう言う会話ではなかったかもしれないが、楽しいひと時だった。中国の二人も終始ニコニコしていたので勝手にそう解釈した。
 
 今日は8時に授業開始の日だったので、朝の散歩はできなかった。明朝の散歩の時にはメモを持って行き、聞き取れなかった単語は書いてもらおうと思っている。そうすればより正しい会話ができるかも。
 せっかく知り合いになった長沙の人だ。小生は7月のはじめまでここにいるので、彼らと友達になりたい。 長沙に来てまたひとつ楽しみが増えた。

2007/03/09

「成春真っただ中」です。


 長沙に来てから毎朝近所の川を散歩している。大きな川だ。聞けば長江の支流だそうだ。大きな船が航行し観光船(1時間の遊覧で138元)もある。学校を出るとすぐに小学校がある。校門前には多くの小さな店がある。文房具店、おもちゃ屋それに軽食屋。多くの小学生はそこで朝飯を立ち食いしている。
 堤防は整備され、大きさは日本人には想像も使いほど大きな遊歩道。遊歩道というより大きな広場(幅100mあるかも)が堤防になっている感じだ。太極拳をしている人、バトミントンを楽しんでいる人、二胡に合わせて歌っている人、後ろ向きに歩いている人、犬の散歩、ジョギング等々多くの人たちがゆったりと朝のひと時を楽しんでいる感じがする。
 小生は太極拳に興味があるので、どこかのグループに入れていただこうと散歩しながら物色中だ。 学生との生活が楽しいことは言うにおよばず。
 長沙の生活はまだ始まったばかりだが、今のところ楽しいことばかりだ。異文化体験は実に楽しい。
 現在「成春真っ只中」だ。

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