永谷元宏の「長沙日語学院 友好の輪
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福島顕二郎の長沙教師録〜未来への道が完成(文字クリック)

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長沙日語教師録  
「コメント」



  
     

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2008/04/09

自由な犬たち


中国へ来て驚いたことのひとつに、犬の放し飼いがある。
ゴールデンレトリバー級の大型犬でも、 皆 鎖はつけていない。
最初は怖くて、えっ えっ と思ったけれど、慣れるにつれて、とても羨ましく思うようになった。
日本ではどんな小さな犬でも、鎖 あるいはロープをつけて散歩させている。
自由に歩かせてやれたらどんなにいいだろう
でも、狂犬病とか、人に危害を加えるとか、の心配はないのかと聞いてみたら、飼い主がしっかりしつけているから心配ないとのこと。
すばらしい〜〜。日本もそうなったらいいのに。
でも、なかには鎖でつにでいる人もあったりする。
何故なのかは分からない。

2008/04/07

中国料理その2


劉先生の話によると、長沙は特にだそうだが、冬でもよく菜っぱ類を食べる。
八百屋には、クウシン菜、チンゲン菜、ホウレン草、菜の花、ニラ、緑の白菜、みつば、その他10種類以上もの緑の濃い野菜が並んでいる。
暖かくなったつい先日からは、ペンペン草も束にして売っている。結構買っていく人があるのでどうやって食べるのかなと思っていたら、劉先生の説明で納得。
3月3日は、このペンペン草を薬草として摂る習慣があるとか。
旧暦の3月3日は、利尿、解熱、止血に効く、このペンペン草を煎じて、卵、棗、その他を入れてスープを作り飲む日、だそうな。
食にこだわる中国らしい習慣。

野菜は、先ず油を使って炒めることが多いので、油は日本に比べると、びっくりするほど大きなペットボトルで売っている。
学生たちに作ってもらうようになって納得。
日本人のまず3倍は使う。
そうでないと、確かに中国料理らしいおいしい味にならないようだ。
女の子で料理が出来ない子が結構あるのに、男の子はほとんど料理が出来、しかもじょうずである。
これも日本とちょっと違うかな。

2008/04/07

授業、その6


授業の初めには、毎回必ず2〜3人ずつ トピックスあるいは自分の考えを発表することを、最初の頃から 続けている。
日本語上達には、とても有効な方法だと思っていた。
ところが、先日1人嫌がる生徒がいた。
無理強いになってはと思い、また今度ということで先へ進んだが、とても気掛かりだった。
いくら良い方法でも、生徒の負担になっているのでは
何もならない。
でも次の授業で、みるまに心は晴れた。
彼女は、その日、発表の準備が出来ていなかっただけで、今回は、進んで明るく発表してくれたのだ。
よかった!よかった!発表はこれからも続けよう。
何ヶ月か後には、きっと彼らの力になっていると思う。

2008/04/05

清明節その2


清明節の3日間の休み、どう過ごそうかなと考えているうちに、見る間に詰まってしまった。
3日間とも、学生達とお昼を作って食べることに。
第一日目、07−04(初級クラス)の10人が来て、
皆で餃子その他を作ってくれる。
テーブルに並んだ料理は8種類。お-豪華!
また食べ過ぎてしまうよ〜。
第2日目は06−04(中級クラス)の3人。
今度は種類は少ないけれど、ピータン、トマト、卵の入ったスープなど、凝った料理が。
また食べ過ぎてしまう〜。
3日目は、巻き寿司の講習会の5回目。
これで、一応受け持ちクラスの全員に教えたことに。
中にはちゃんと覚えて、友達に作ってあげる子も。嬉しい!

2008/04/05

買い物その2


合同授業終了後、買物に。
気楽にはけるジーンズ、そして綿の靴が欲しくて、07−03(初級クラス)の二人に連れて行って貰うことに。
いざ出発となったら4人増えていて、総勢7人で出かけることに。
―旅2−のバスに20分程乗り、司門口で降りる。(一人でも来られるよう覚えておかねば)
大きなデパートヘ入り、皆であちこち探してくれて 試着。
やっと寸法の合うのが見つかり買うことに。
生地はしっかりしていて良いものなのに、119元。
その上2割引きになっていて、100元でおつりがくる。(日本円で1700円以下)
次は靴。綿の靴専門店で、やはり皆があれこれ探してくれて、ちょうど寸法の良いのを一足。
48元(480円) まことに履きやすい。
但し、たぶんひと夏かふた夏で履き捨てに。
平和堂(日本製品を専門に売る店)にも寄り、酢、醤油、塩、だしの素、鮭缶 を買う。
醤油は意外に高く、5合瓶で50元(850円) 
平和堂での合計は、150元(2600円くらい)
学生達がちゃんと計算していて、平和堂は高い!高い!と。
あと、学生たちが買いたかったチキンのから揚を買って帰る。
もう7時近いので 付き合ってもらったお礼に夕食をご馳走しようと思ったのに、
男子学生が「今度だけ、今度だけ」とご馳走してくれる。
取ってくれそうにないので今回は気持ちよくご馳走になり、次は私が、、、、。


2008/04/04

清明節その1


4月4日〜6日は、清明節(日本のお盆のようなもの)で連休。
ほとんどの学生が故郷へ帰る。
従って、前日の午後から 生徒がぐっと減る。
07−04(初級クラス)は40人が22人に。
07−02(やはり初級クラス)は20人が1人に。
07−03(やはり初級クラス)は8人が2人に。
その為、午後からの授業は 全部まとめて合同でやることに。
一応どのクラスも「みんなの日本語」を30課までは習っているので、少しでも習った文型、単語を使う機会を増やそうと、次のような教室活動を。

今、何が一番欲しいですか。それはなぜですか。
今、どこへ一番行きたいですか。それはなぜですか。
今、何が一番やりたいですか。
将来の夢は 何ですか。

皆、真剣に考え、辞書を引き、友達に聞いたりもして書き、そして順次前に出て、発表。

07−04は一番人数も多く、しかも初めてのクラス。様子がつかめず心配したが、熱心な彼らの勉強態度に助けられて、スムーズに進行。
丁度時間内に、最後の発表が終わる。
1クラス内でも レベルの差は かなりあるが、皆互いに助け合って まずまずの発表を。
少し上達している学生などは、どんどん自分の発表を膨らませて、かなりな話をする。すばらしい!
3クラス合同 しかも25人、こんなのは初めて。
でも、何とか皆それぞれに力を出してくれたのが見られ、うれしかった。

2008/04/03

エイプリル フール


4月1日、エイプリルフール。
ここでも記念日として楽しむようで、朝から、あちこちで笑いが渦巻いている。
私も「先生、背中に何か変な物がついてますよ。」と言われて、慌てた。
彼らには「今日の授業は中止!、今から遊びに行きましょう!」とやったけど、すぐ見破られてしまった。
部屋に戻ると、あまり知らない生徒から「エイプリルフール、おめでとう!」のカードが。
娯楽が少なく 勉強、勉強の毎日。学生達は 小さなことにも喜びを見つけて、楽しんでいる。
私自身、日本では読めなかった 金田一春彦著「日本語」(日本語教師必読の書と言われている)をやっと読めるようになっている。
日本では 新聞を読むのさえやっとだったのに、ここでは何故か時間がある。
掃除、洗濯、炊事、etc、一応皆こなしているのに、テレビその他に時間を取られないせいだろうか。
全世界 1時間は同じ、そして一人一人に与えられている時間も。
何気なく過ごしている毎日だけれど、時間の使い方って 大切! と改めて感じる。



2008/04/02

春告げ鳥?


毎朝鳴くのは本当にホトトギスだろうか。
ホーケチョがこの頃ホーケキョにかわって聞こえてくるけれど。
そして3月の初めころには6時過ぎに鳴いていたのが、3月の終わり頃からは、確実に6時前に鳴くようになっている。
しかも時間も長く、楽しげに2〜3分鳴いてから遠ざかる。
自然と一体で生きている鳥たちにとって、春は確実に近づいているのだろう。
小鳥の声に続いて7時過ぎからは、変わらず大音響の構内放送。
延々と歌が続く(時々日本の曲も、もちろん中国語で)最初は驚いた大音響だけれど、今は聞き慣れて、聞こえなければ淋しかったりする。
日本へ帰ったら、多分つくづく懐かしむことに。

2008/04/01

毎日の食事


この1か月の間においしいお店をいろいろ教わった。
ワンタン、ラーメン、チャーハン、肉まんじゅう、餃子、豆腐、焼き立てパン、そして安くておいしいレストランに学生食堂。
時々学生がやってきて作ってくれる食事や、範先生たちにご馳走になる凝った料理もめちゃおいしくて、ついつい食べ過ぎる。
少しずつ買い物もできるようになって、、おいしいものには手が伸びる。
理想体重に喜んだのもつかの間、もう危ういかなあ〜
でもやっぱり、おいしいことは 幸せ! 

2008/04/01

時の流れは、ゆったりと


1か月は あっと言う間に 過ぎたけれど、
1日の流れは ゆっくりとしている。
分刻みで行動する日本と違って、何故か時間に追われない。
昼休みも2時間20分あるので、みな昼寝をしてから 午後の授業を受けている。
毎日の生活は 不便で 手間が掛るはずなのに、このゆったりした時の流れは 一体なんなのだろう。


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