永谷元宏の「長沙日語学院 友好の輪
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福島顕二郎の長沙教師録〜未来への道が完成(文字クリック)

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長沙日語教師録  
「コメント」



  
     

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2008/04/27

しょう山(毛沢東の生地)へ


朝8時、範先生、劉先生、お子さんの典君(小学6年生)としょう山へ。典君は優しくて、聡明。「渥美先生、おはようございます」と挨拶されてびっくり。
車で、高速を使って、約2時間。
通り過ぎる景色は、丁度北海道を走るのに似て、どこまでも雄大。
目的地に近付くと、すごい人の群れ。
上海からの団体客さえあるとかで、人、人、人。
生家へは15分ほど並んで入り、「立ち止まらないで!」の注意を受けながら見て回る。
両親、本人、弟二人にそれぞれの部屋があり、台所、漬物部屋、食事部屋、会議用の部屋、コメ貯蔵室、脱穀、籾すりなどの作業室、牛舎、豚舎etc。
日本なら、さしずめ豪農に近い造りなれど、中国では中農にあたるとか。
彼が長沙第一師範大学で学んでいることからも、貧農とは考えられないのに、何を見、何を考えて、革命への道を進み、これほどの人となったのか。
もう少し、知りたい思いが、、、。
とにかく、中国の人にとっては偉大な同志。
記念館には、彼が亡くなった時の人々の悲しみがしっかりと記録されている。
思いがけず、良いところを見学させていただき、感謝。
今日は、本当は岳陽へ行く予定が、工事で高速がストップとのことで、こちらに変更。 幸いだったかも。
昼食にいただいたビール、歩き回った後にはおいしくて、帰りの車ではうとうと良い気持ち。
往復4時間運転の範先生には、誠に申し訳ない。
中国での忘れられない思い出がまた一つ。
本当に有難うございました。


2008/04/27

梅雨


学生に、4月が梅雨と聞いた。
4月10日から1週間、雨が降り続き、毎日毎日寒い日々だった。
これが中国の梅雨かと思っていたら、違った。
中国の梅雨は、日本と同じでやはり6月だそうだ。
じゃ、まだまだこれからが本番なのだ。大変だ〜。

2008/04/27

大失敗


やってしまった。大失敗を。
4月24日(木)の授業は8時〜、10時〜、14時〜の3コマ。
1コマ目の授業が終わった時、学生の一人が大きな声で「あー お腹空いた〜」と。
「もうお昼だもの、若いとお腹空くわよね」と思ったのが間違いのもと。
事務所へ戻り、荷物をまとめて宿舎へ。
用意がしてあった昼食を食べているところへ電話。
「先生、07−02(初級クラス)の生徒たちが待ってま〜す」と。
えー どうして―。
でも、はっと気づいて慌てて教室へ。
さいわい学校へは5分とかからない。
いつもはフーフーの階段も、今日は一気に駆け上がって。
学生たちには、しっかり謝って、授業開始。
みんなはニコニコしながら、大丈夫、大丈夫と言ってくれる。
でもみんなの顔を見てると、どうも私のドジを喜んでるみたいだな〜。




2008/04/27

歩行街


学校近くのバス停から、ー旅2ーのバスに乗り、20分ほどで歩行街へ。
長沙で一番繁華なところ。
靴を買いたくて学生を一人誘ったら、出発時には合計5人になっていた。
通りには、ずらりとおしゃれな店が並んでいて、学生達のグループも多く、あるいはカップルなども目立つ。
ここで発見が一つ。
学校の周りとはまるで違って、ここにはごみ一つないきれいな街並みが続いている。
そういえば、湘江あたりも、本当にきれい。
学校の周りの、あのごみの山とは比べ物にならない。
この差の大きさも、中国の特徴の一つと言えそう。
いろいろ店を回って、靴を2足。
彼女たちも、化粧品などを買って、帰りはしゃぶしゃぶの店で夕食。
日本のそれとはかなり違って、味付けした鍋の中にいろんなものを放り込んで煮て食べるもの。
私は、昨日のバーべキューのほうがずっとおいしいと思ったけれど、彼女たちは大喜びで食べている。
思いきりたくさん食べて、5人分計70元(1,190円) 中国は本当に食べ物が安い。

2008/04/26

中国料理その4


学生が作ってくれる料理はおいしいのに、自分で作ると、どうもその味にならない。
つい学生食堂、外食、肉まん、あるいは簡単な卵料理で済ませてしまうことが多くなる中、同僚の先生たちが突如、材料携えやって来て作って下さったり、学生たちが「また行っていいですか」と尋ねてきて作ってくれたりして、皆に支えられている。
手早くて、何と美味しいこと。
こんな中でわかってきたこと。
日本の中華料理の味は、日本人向け。本当の中華料理ではない。
これが、本場の中国料理、家庭料理の味だと。
どこがどう違うのか、うまく説明できないが、まず素材の違い、そして味付けが、日本人の好みとは微妙に違っている(どうも日本人向けは甘口な気がする)
ここ長沙は、特に、辛い料理(唐辛子)が多く、四川よりも辛いと言われているだけに、唐辛子が真っ赤になるほど入っていることもあり、驚かされる。

2008/04/26

子供たち


大学の近くに小学校がある。
3時、4時ともなれば、ワイワイ楽しそうに帰っていく姿が見られる。
日本と大きく違うことは、見守りの大人が一人もいないこと。
店で買ったお菓子を食べたり、道端でコマを回したり、のんびり遊びながら帰っていく。
写真を撮ろうとしたら、ワーッと寄って来て、ポーズを。
みんな、素直でのびのびしていて、本当にかわいい。

2008/04/26

無線カード


無線カードでやっとインターネットにつなぐことができ、今日初めて自分の部屋で日記を書く。
3日間、四苦八苦の末の快挙で、その間日記も書けなかった。
本当に四苦八苦をしてくれたのは、07−04(初級クラス)の男子学生で、毎日4時間、5時間、3日目には7〜8時間もつきあって格闘してくれた。
もう重い鞄を持って学校の階段を登らなくてもいいし(数えてみたら104段あった)いつでも時間を見つけてはメールもスカイプもできるし、嬉しくてならない。
でもここまで来るには、ほかにも、範先生はじめ、劉先生、大竹さん、日本の家族、などにもいろいろ心配をかけてしまった。皆さん本当に有難うございました。
そして一番苦労をかけた彼には、感謝でならないのに、嫌な顔もせず付き合ってくれた末に、「問題があったらいつでも言ってください。いつでもいいですよ」と。
カード代金650元、ネット使用料260元(30元値引きで計880元=14,960円)
でも、目に見えない代金は一体いくらと言えばいいのか。感謝で感謝でならない。


2008/04/27

中国料理その3


中国の人はお粥が好き。
お粥専門の店がたくさんある。
私も初めて店に入り、お粥を食べた。
10種類以上のいろんなお粥がある。
私は、野菜粥を注文。
青菜の入ったお粥は、少しコーンの香りがして、とても美味しかった。
学生の一人が「私が明日お粥を作ってあげます」と。
作ってくれたのは、豚肉とトマトの入った、いままで食べた事もないお粥。広東の料理らしい。
ほかの学生は「ちょっとおかしい料理」などと言っていた。
広い広い中国、所により、料理も随分違っているもよう。

2008/04/22

授業その8


07−04(中級クラス)の作文
テーマは、中国と日本について
先ず、国の大きさ、文化、習慣、の異同、そして女性が多いせいで料理に関するものを書く生徒も多い。
そんな中で、言葉の持つ意味の違い(すみません、どうも etc)、京劇と歌舞伎、資本主義と社会主義、などについて書く子も。
資本主義、社会主義については、皆に説明することが日本語では困難。本人に、中国語で説明を求めたが、これも、なかなか大変だった。
でも、こうして作文を読んでいると、日本への関心の強さを、つくづく感じる。(日本の歌、ドラマ、漫画はすごい人気) そして美しい日本への憧れも。
離れてみて初めて、確かに日本は美しい国だと、自分自身実感。空気も、水も、そして自然も、まだまだ日本は美しい国と言えるのだろう。
彼らはほとんどが20代。
彼らからは、戦争の傷跡は、まったく感じられない。
近づく北京オリンピックが、もっともっと世界平和の礎にならんことを。

ちなみに、生徒が使っていた(異同)と言う字を辞書で調べて、初めて知ったことがある。
異同の「同」は、調子を整えるための添えであり、異同は、異なるの意味しか持たないことを。
一つづつ、日本語についても発見の毎日。




2008/04/20

公園でバーベキュー


07−04(初級クラス)の学生達とのバーベキューの約束が2週間ぶりにやっと実現。
帽子が欲しいほどに暑い中、7人で出発。
南郊公園へは、バスで1時間。バスは時々ものすごく揺れる。何かに捉っていなければ危ないほどに。(これも日本ではまず経験しないこと)
公園は山そのもの。とても広いと思うが、これで小さい方だとか。
入場料を払って入ると、団体も含め大勢の人が。
炭、網、油etcを買って、用意してきた材料をすぐ焼き始める。
ソーセージ、牛肉、茄子、ピーマン、じゃがいも、ニラ、焼き豆腐、中身のない肉まんじゅう、それにバナナ。
え、バナナも焼くの? でも食べてみると、意外や意外、おいしい!
日本と違って、焼き方もダイナミック。
大きなピーマン、大きな茄子、バナナ、ニラ、etc 全部そのまま油と味付けだけして焼き、金網の上で切り裂いて食べる。
木々に囲まれ、さわやかな空気と素朴な味、おいしい!どれもおいしい!
お腹いっぱいなのに、又食べて、、、。
帰りは回り道して、運動しながら帰る。
学生の一人が「小学生の団体は贅沢だ」とこぼす。
食べ物を一杯残して帰ったようだ。
私の目からは若いと思える学生達にとっても、それより10年若い小学生の姿は目に余るよう。
一人っ子政策の影響も有りなのかも、とふと思ったりする。
今日は買い物からいろいろな準備、荷物運びまで、男性が2人いたとはいえ、本当にお世話だったことと皆に心から感謝。本当に楽しかった!

今日は、一つ大失敗したことも有り。
鍵を部屋に忘れて、ロックしてしまったのだ。
劉先生に連絡して持ってきていただいたが、自宅からは車で20分。本当に申し訳なくて、、、、、。
嫌な顔せず助けてくださる先生に心から感謝。
これからは、もっともっと気を付けます。

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