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2008/05/11 中国料理その5 |
ここのところ、毎日学生に作ってもらった料理を堪能している。 まず、07−02(初級クラス)の学生6人。 マーボート―フ、じゃがいもの炒め、ニンジンと豚肉の炒め、チンジャオロースー、ゴーヤと卵の炒め、レタスの炒め、トマトと卵のスープなど、7種類ものおかずを見る間に作ってくれた。 素材を活かした味で、誠においし〜い。 次は、07−03(初級クラス)の6人と、親子丼、ピーマン炒め、空心菜炒めを作る。 「みんなの日本語」で親子丼を習ったけれど、みんな食べたことがないと言うので作ることに。 ところがみんなが買ってきてくれた鶏肉は、内臓も足もそのままついた半身の鶏。 中の1人が上手にさばいてくれ、無事親子丼は出来上がったけれど、もちろん丼の上には、足がそのままのっていた。 そして空心菜は手でちぎって、ピーマンは大きいのをそのまま炒めて。 次は07−04(初級クラス)の男子学生が作ってくれた魚料理。 鯉1匹をたっぷりの油で蒸し焼きにし、豆鼓(中国独特の調味料)とピーマンを炒めたタレをかけたもの。 思ったより油っこくなく、それほど魚に関心のない私でも、つい手が伸びるほどおいしかった。 最後は07−04の女子学生2人。ささげと豚肉の炒め、ゴーヤと卵の炒め、キュウリと豚肉の炒め。 肉は最初に、塩、醤油、油をまぶして少し置く。 野菜は少し水を差して蓋をし、蒸し煮にする。 こうして、いろいろ作ってもらっていると、地方により、ずいぶん作り方が違うこと(もちろん個人差もあるが)そして中国料理そのものは、味と栄養を生かすため、できるだけ手を加えずに作ることが分かってくる。 おいしい料理は、全部メモしておいたので、日本へ帰ったら、みんなに作ってあげられるかも。 でも、もしかしたら、ここ中国だからおいしいのかなあ。 長沙には名物の豆腐がある。黒い豆腐で、少し臭い。一度は食べてみたが2度と手が出ない。日本の納豆より癖がある。でも好きな人は結構多く、人気が高い。 |
2008/05/10 日本語コーナー(巻き寿司) |
今度の日本語コーナーは何がいいかな~と考えて、学生たちに聞いてみたら、「お寿司の作り方教えてくださーい」と。 えー、でもこんなに大勢なのににどうやって?設備ないしー。 でも、折角ならなんとかしてあげたいと考え、ある程度準備したものを教室へ運んで、やることに決める。 当日、6合炊きの炊飯器で2回ご飯を炊き、学生にも手伝ってもらって、何とか昼休み中に準備完了。 日本から持って来た まきす5本 が又しても大活躍。参加者は、遅れてきた人も入れて、およそ30人余 酢飯の上に、卵、キュウリ、缶詰めの魚を置き、自分でくるくる巻いて出来上がった時には、思わず歓声が上がる。続いて、おいし〜い!の声が。自分で作ったものは、ほんとおいしいよね。 よかった!よかった! みんな本当に喜んでくれるから、少しくらい大変でも、いつも必ず「良かった」と思える。こんな喜びをもらって私のほうが感謝。 教室の準備から後片付けを一生懸命やってくれた07−04(初級クラス)の学生たち、足りるかどうか心配だった 酢、のり をわざわざ買いに行ってくださった劉先生、本当にに有難うございました。 |
2008/05/09 偽札 |
中国では、偽札が横行。 日常茶飯事らしく、お金を受取るときには必ずチェックするのが習慣。 スーパーでも、デパートでも、その辺の食べ物屋でも、100元どころか、20元くらいでも、触ってみて、透かして見て、確認の上で受取る。 最初はちょっと気になったけれど、慣れてきてもう苦にはならない。 こんな風に横行しているからか、偽札に出会っても、少しくらいならニュースにもならない。 毎日口にする命のもとである水にせよ、こういったお金のことにせよ、日本の10倍近い人口を抱える国としては、扱いきれない問題なのだろうか。 人口と言えば、生徒に「一人っ子政策」について作文を書いてもらったら、増えるばかりの人口を憂えて「1人っこ政策」を支持する子が多かった。 そして地球規模で考えても、中国は世界に貢献していると。 広い国土である上に、56の民族が集まっての13億の人口。 まとめることは至難の業だと思うが、オリンピックについては、国民一丸となっての意気込みが感じられ、いつも圧倒される。 皆一様に、心から喜び、期待し、心ひとつにしてオリンピックを迎えている。 日本では考えられない雰囲気。 |
2008/05/07 ダンス教室その2 |
先週の月曜日から、突如ダンスはお休み。 先生(主に教えられる女の先生)が盲腸の手術で緊急入院されたため。 1週間後、もう一人の男の先生とお嬢さんである先生とで再開。 30人以上あった参加者が少し減ったが、でも無事続いている。 やっぱり汗を流すのは気持ちいい。今日も出かけよう! ワルツを踊っていると、学生たちが「先生 ハオ リーハイ(素晴らしい)」と言ってくれる。「シエシエ(ありがとう)」 でも、なんとか、ワルツくらいなら踊れるけど、ラテンはとても駄目。 若い彼らは、素敵。ほんとに美しい! 参加者は長沙大学の学生も多く、休憩中には、よく話しかけてくれる。 日本語がダメなので、英語で会話。 両方が片言なので、かえってよく通じて、面白い。 時には、担当クラスの生徒も加わって、日本語、英語、中国語の3ヶ国語で、すったらもんだの会話に。 若い人たちとの会話って、ほんと楽しい!。 |
2008/05/06 学生その3 |
教室で見る分には皆明るくて元気な学生たちだが、慣れてくると、それぞれ自分の人生を背負って生きていることが見えてくる。 同じように授業料を払ってこの学校に来ているとはいえ、貧富の差があり、家庭の事情も様々。 高校卒業後、一度は就職してからこの学校に来ている子が多く、卒業すれば殆どが仕事に就く。 もちろん、日本語を生かして就職したいと思うであろうが、大学卒に対抗するのは至難の業らしい。 なんとかここでの努力が実るようにと祈るばかり。 それに、ただ勉強熱心だとばかり思っていた彼らの中にも、勉強嫌いな子、ほかのことに夢中な子、悩みが多くて勉強に集中できない子など様々あり、そんな彼らに対して一体何が必要なのか、どう役に立てるのか、自問してみるが答えは容易ではない。 恋の悩みを話してくれることもある。 結婚の約束をしていたけれど相手が浮気だったので別れたとか、互いに愛し合っていたのに家柄が合わず別れたとか、一時は愛し合っていたのにお互い合わないことが分り別れた、などなど。 そして皆、今は、人を愛することが怖いと。 彼らにとっては本当につらく切ないことであろうけど、私から見ると、彼らは本当にキラキラ輝いて見える。こうして傷ついて、苦しんで、皆成長してゆくのだろう。 一つ大人になった彼らに、必ず本当の出会いが来ることを祈ってやまない。 |