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2008/06/21 日本語能力試験 その2 |
日本語能力試験の申し込みが始まり、試験への関心が一挙に高まってきた。 ここでの残り少ない日々、何か少しでもお役に立てば、と日本語能力試験の特訓をすることに。 聞いてみると、やはり皆聴解が一番苦手だと。 07−02(初級クラス20人)、07−03(初級クラス8人)、07−04(初級クラス40人)をそれぞれに分けて、夕方7時から9時まで、私の宿舎でCDを聞いての聴解練習を始める。 一昨年、昨年の、1級、2級の聴解問題をやるのだが、まだ皆にはかなり難しく、半分あるいは半分強の正解率。間違った問題については、単語から説明をして、答えが納得できるのを聞いては、ほっと一息。 能力試験問題は初めて、と言う生徒も多いから、これで慣れてくれば、そして勉強の進んだ秋ごろには、きっとずいぶん易しい問題になることと思う。 それに、問題にあたれば目標が出来て、勉強への意欲も違ってくるのでは、と期待している。 皆、自分自身の為に、あるいは家族の為に、成功を夢見て必死に頑張っている。 どうか、一人でも多く、目標をパスしてくれますよう。 ただ、ただ、祈るばかり。 |
2008/06/19 日本語能力試験、申し込み開始 |
日本では、日本語能力試験の申し込みは8月くらいだが、ここ中国ではとても早くから始まる。 1級は6月10日から。2級は6月16日から。 受験費用は、去年190元だったのが、今年は一挙に350元に。 それでも受験する人はとても多くて、去年は5万8千人だったとか。今年は? この学校の生徒も、もちろん殆どの生徒が受験するので、毎日ネットバーへ出かけては申し込みに必死。 でもなかなか成功しない生徒が多く、やっと出来ても、会場が遠かったりして大変。 それをクラスメートがみんなで心配しあっている。 本当に皆まるで兄弟のように助け合っているのを見ると、胸が熱くなる思い。 |
2008/06/16 本の町−定王台ーへ |
学生二人と、ー旅2ーのバスに乗り、20分くらいで、本の町ー定王台ーへ。 12月に行われる日本語能力試験の申し込みがいよいよ始まり、みな参考書や問題集が必要になってきている。 定王台はとにかくすごい。 ビルに入ると、間口1間、奥行き2間ほどの本屋がびっしり並んで、ざっと数えても100軒ほど。 それが1階、2階、4階と続いている。 人口の多い中国、しかも成功のためには努力を惜しまない若い人たちでいつも溢れている。 学生二人も熱心に本を探す。 内容を調べ、見やすいかどうかを調べ、値段もしっかり比べ、1時間ほどかけてやっと決定。 こうした様子を見ていると、これからの中国の底力を感じずにはいられない。 将来の夢はと聞くと、男性に限らず、女性も、夢は大きく、社長になりたいとか、店を持ちたいとか。 ほとんどの子が、明確に、しっかり夢を持っているのに驚かされる。 |
2008/06/14 中国の人はいつも体を大切にする。 |
家庭料理ひとつとってみても、医食同源が生きていて、中国の人は、いつも体を大切にしている。 ところが最近、また別なことに気がついた。 風邪を引いた時、あるいは女性の毎月のめぐりの時、学生たちは、決して冷たいものを食べないのだ。 最初は一部の人だけかと思ったけれど、そうではなく全員。そして徹底して食べない。 日本では、経験したことがなかったので、中国の人の体への配慮に少なからず驚かされる思いだった。 そしてここでまた疑問がひとつ。 中国の人の平均寿命は、日本人よりおよそ10年短い。こんなに気をつけていて、なぜ? 日本人のほうが、ずっといい加減な生活習慣なのに。 平均寿命の差の、真因は? |