永谷元宏の「長沙日語学院 友好の輪
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福島顕二郎の長沙教師録〜未来への道が完成(文字クリック)

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長沙日語教師録  
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10月10日

金曜日の授業


金曜日の授業、ドアを開けて、なに?これ!生徒が、たったの3人、元々このクラスは18人くらいの少人数だが、それにしても、この数はなに?まさか、全員、風でもあるまいし、3人の説明によると、12月はじめに、日本語の能力試験があるから、部屋で、それの勉強をしているらしい、ふ〜〜ん、だから他のクラスも、ボツボツと欠席者がふえてきているのか!なんにせよ、3人では授業にならないから、この日は、フリートークにした、話題は携帯電話と土地、事情。特に、携帯には興味があって、彼らに貸すと、しばらくは元ってこない、その次は、決まって、日本の携帯はきれいですね。いくらですかと質問される。7万だと答えると、え〜〜高いと合唱、実は、ただなのだが、7万がどうしてただになるのか?取ってもらえる様に説明するのが、またー苦労。言葉では、どうも、どらないらしい、黒板に書いて、やっと理解してもらえた、次に、フリートーク、というよりも、
説明ごっこで、あっという間に時間がたってしまった。

9月29日

ゴールデンウィーク


ついにゴールデンウィーク、突入、う…ん、朝から、ビールを飲んでDVDをみて、優雅は、生活だねえ…!
話は前後するが、部屋のテレビが一日目は見れたが、2日目から見れない、生徒に聞くと、案証番号がみだいで、校長も暗証番号が取らないらしい。そんなわけで夜が暇で仕方がない、時々、生徒の教室を(7時から9時まで自習)訪問したが、その後が、タイクツ
  そんな、ある日、電気屋でDVD機を発見、気になる値段は?150元(2200円)くらい、おお!やすいんでないの!即、購入。それ以来、この機械のお世話になりっぱなし、DVDも4元と、超格安、店も5分と近く、常客となっている。という訳でゴールデンウィークは、映画やドラマの見っぱなし。元々、映画はすきなのだが、朝から夜まで、4日間も続くと、さすがに、飽きてくる、さらに悪い事にガス切れ。
  え〜?俺の飯のおかずは?シャワーは?お茶さえ飲めないんでないの!そこで活躍したのが電子レンジ君。コップに水を入れ茶の葉をろつまみ、たった1分でお茶のできあがり、幸いにもご飯は、冷凍してあったので、これもOK、おかずはというと、どんぶりに卵やら野菜やらをぶち込んで、塩などの調味料を入れて、即席炒め物??(絶対お勧めはできない)近くに食べ物やがあるが、注文が少し変わっているし、そこで食べる時は、いつも生徒にまかせていたので、いくのはやめた。シャワーはというと、3日くらい、浴びなくても死にはしないので、これも解決!
  多少のトラブルはあったものの、無事、ゴールデンウィークを終了。

9月の某日

生徒いわく


生徒いわく、先生中国のゴールデンウィークは、10月ですよ、先生は何をするつもりですか?私…………???
どうやら、国庆节がゴールデンウィークに当たるらしい。期間は一週間(そんなの聞いてないよ)しかも生徒は、ほとんど故郷へかえるらしい。他の生徒いわく、先生ゴールデンウィークは、どこに旅行するつもりですか?俺は、長沙でさえ、みぎもひたりも訳人ないんだぞ!迷子にして、見殺しにするつもりか?

9月19日

ガイドになる


ガイドになるという生徒がガイドの試験のためのレポートを書いたので見てほしいといってきた。ん?これ、君が書いたの?
いいえ、わたしの書いた中文をパソコンで日本語に変換したものです。ん…!ひょっとして、パソコン,いかれているのか?まる、きりぶんになっていないというより、これは文章ではない、これを俺に訂正しろって言うの?とにかく、すぐに訂正は難しいので、今晩、俺見てみるから借してくれと言うと、お礼に、飯を作ってくれと言う、また、またラッキー。
夕方六時頃、彼女と一緒に登場、で、あじは、と言うと、彼達はどうやら辛いものがあまり好きではないらしい、辛いおかずは一品だけで、他のものは、日本人でも、好んで食べれそう、特に美味しかったのが魚料理。これのスープが、又、美味しい。日本と作り方は全然違うが、この味上は感動した。(ちなみに川さかなだから、小骨が多くて、閉口したが!冗談だが、魚の骨は骨ではなくて(刺)だそうだ。いわれてみれば、なるほど)

2008/09/14

中秋節


生徒の大部分が故郷に帰り、学校自体がシーンとしている。残った生徒達も、外に遊びに出たらしく、空っぽ。
さすがに少しさびしい、ビールを飲みながらラジオを聴いていると(テレビが見えない生徒によると暗証番号がいるらしい)夕方5時頃、生徒が飯を一緒に食べようと、誘ってくれた、薄暗い細い路地を通って(何か、やばくない)2Fにあがると友達のアパートだった。また特意なすき焼きとビール、いや……満足
7時になると、他の班と合流して、湘江で夕涼み。
ドームで、歌と、だんすをしていたが、どうして、みんなおばさんなの?

2008/09/10

教師の日


中国には教師の日があるらい、生徒達に、おめでとうございますと言われた。そう言われでもね…!!!返事に困りつつ、とりあえずありがとうと答えておいたが、たんじょうびじゃあるまいし、なんか違和感あるな。
生徒達が授業、午前中2時間だから、昼ご飯を作ってくれると言う、いや……ありがたい、今まで、ろくな食事してないから、すごく感謝、ビールを飲みながらまっていると、出てくるわ、出てくるわ、どれも、これも、みなおいしそう。
その中の一つを長沙のすき焼きです、似ても、似つかない、これは四川の火鍋じゃないのか?
生徒いわく、これは長沙のすき焼きです、四川の火鍋じゃありません、そ…か…?まっ、おいしければ、どちらでもいいや、食事中、日本語が飛び交うわ、中国語が飛び交うわで
かなり、騒々しい
お腹もいっぱいになり、かなり酔ったところで生徒達がおひらきにするという、今日は、本当に、ありがとうね、たくさんあまったから、もってかえってー!
(生徒)先生、食べてください。
(俺)でも、こんなにあるよ!
(生徒)私達はいいですから
(俺) ……………
ビ……せ……つうんじゃい!こんなどたくさん!
とりあえず、おかずさんたちには、冷凍庫に入ってもらう事になった。明日からの食事に事欠かなくなったが、それにしても……

2008/09/03

初めての授業


生徒に日本語の自己紹介と日本から持ってきたファイルの紙を一枚づつ渡し、それには、もっと細い自己紹介や、私への要求や将来の夢などを、書いてもらったのだが、これは、大正解!実に、おもしろい、て、に、を、はなどの使い方がまだまだだし、単語の使い方もイマイチ。学習期間が短いから、使い方がない事だが、それにしても、1年3ヶ月の子と6ヶ月の子の差があまりないって、ど…ゆ…事?
  大したことないだろうと、6ヶ月勉強した子達に自己紹介させたら、どうして、どうして、これほど立派に話せるなんて。
――――――――その日の夕方―――――――
そろそろ、食事の支度をしなければ、そう、範校長達と食事をしてから、飯というものを口にしていない。ビール、イコール、飯である。理由?飯なんて、作ったことがないし、作るのが面倒くさいから(全くグータラな性格、よく、こんな奴が長沙まで、来たわい、感心してしまう)。
  買出しに、リュックを背負い、外まで出ると、ちょうど生徒に出くわした、聞くと、デパートへ行くらしい。米を売っているという、ラッキー!
  早速、彼女達に、ついていって、米、しょうゆ、砂糖、塩、油、白酒(日本で言う“焼酒”、アルコール度52、これがまた、おいしい)気に入ってしまって、常用酒に、なってしまった)をゲット。
  部屋に戻り、白酒をチビリ、チビリやりながら、初めての飯炊き、ん?しまった、卵を買い忘れた。一事は今日は白い飯だけ?まっ、お腹がふくらめば、それでもいいか。待つ事、30分、蓋を開けて、ドッヒャー、なんじゃ、このたくさんな量は、いったい誰が食べるというん、作り過ぎてしまった訳である。
  まずは、ォこギりにして食べし(味は最高!!お腹は、ふくらむし、ホロ酔い気分で幸せ…って感心)
  2食分をジャーに残し、後は、冷、凍、ん、5日分くらいはありそう。

2008/09/23

レポート用紙の自己紹介


生徒に口語の自己紹介と日本から持ってきたファイルの紙を一枚ずつ渡し、それにはもっと細かい自己紹介や俺への要求や将来の夢などを書いてもらったのだが、これは大正解!実におもしろい、て、に、を、は、の使い方がまだまだだし、単語の使い方もイマイチ、学習期間が短いから、使方が無いことだが、それにしても、1年3ヶ月の子と6ヶ月の子の差があまりないって、どーゆー事?大した事ないだろーうと6ヶ月勉強した子達に自己紹介させたら、どうして、どうして、これほど立派に話せるなんて。

2008/09/13

ついに来たぞー長沙


日本語教師と言う使命を棚に置き、またまたおいしい話に(航空代と生活費が出るとの事)飛びついてしまった。いつもそれで泣きを見いるのだが、今回は、はたしてどんなもんか、期待と不安がドロンコデスマッチ
着いたその日ハン校長と副校長が夕食をご馳走してくれたが長沙の料理なかなかいけるでないの;
まずは食生活は大丈夫(すごく辛いと聞いていたが俺にとってはたいした事ではない。岡崎の四川ラーメンの方が辛いくらいだ)
九月二日
初めての授業
気のせいか机に着いた手が微妙に震えている。
そーなんですよ;日本語を教えるのは初めて!日本に来ている中国の研究生には教えたがあるけど、こんなにたくさんの生徒に面と向かって真面目な授業なんて!
神様、私の甘い考えが間違っていました。許してください。今からでもいいから日本に帰してーー!
と、思っていたのも、つかの間。30分後にはジョークと中国語を混ぜながら、いつの間にか生徒と溶け合っている(つもり)
それにしても、この軽はずみな性格と言うか、いいかげんな性格なんとかならないものか!

2008/07/04

長沙科技日語学院での任務終了。


夕方、範先生が送別会を開いてくださる。
感謝状をいただき、記念撮影を。

4ヶ月前、期待と不安一杯で始まったここでの生活は、まるで夢のように過ぎて、任務終了。
長沙ともお別れとなる。
「勉強したくて目がキラキラしている学生たちに会うのを楽しみに、女性にしか出来ないことで何かお役に立てれば」との当初の目的は、何とか果たせた思い。
たくさんの学生に、お抹茶の飲み方を教えることができたし、浴衣は何人の学生に着せたか覚えがなく、絹の腰紐が破れてくるほどに。みんなちょっと恥ずかしそうに、そして幸せな笑顔を見せてくれた。

ここに来られたことに、まず心から感謝。
何か少しでもお役に立てばと来たはずなのに、気がつけば、私の方がたくさん宝物をもらっている。
先生から、学生から、町の人たちから。
特に学生たちからは、教えられ、助けられ、支えられ、暖かい心で包み込んでもらった。なんと感謝したらいいのか、こんな時には、言葉を探すのがもどかしい。
みなさん、有難うございました
みんな、みんな、本当に有難う。

遠く日本から支えてくださったみなさんにも心から感謝。友人、隣人、NICKYのお仲間、OIAのお仲間、そして日中友好協会の大石さん、
本当にありがとうございました。

そして、この日記を読んでいてくださった方にも、
心から感謝申し上げます。

今日で、ー渥美栄の長沙スケッチーは終ります。有難うございました。

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