永谷元宏の「長沙日語学院 友好の輪
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福島顕二郎の長沙教師録〜未来への道が完成(文字クリック)

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長沙日語教師録  
「コメント」



  
     

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2009/09/16

感動される?



午前中、0802クラスで作文の授業。

テーマは日本で敬老の日が近いので、「祖父母または両親について」

前回と違い、家族のことではペンの動きが速い。

自分でも家族について書き、改めて、家族の支援で中国に来られたことに感謝の気持ちで一杯になった。

生徒たちの作文は様々。

家族構成や今までの過去の事など生徒を知る上でとても参考になった。

一人の生徒が時間内に書き終わらず、

「夜までには出来るので宿題にさせて下さい」とのこと。

夜出来る作文を楽しみに授業終了。


夜、学校に行くと生徒は笑顔で作文を提出。

字の間違いや文章の間違いが少なく良い作文だった。

しかし、1つの間違いを発見。

{私は初めて父に感動されました}

{感動されました}、ではなく{感動しました}ではないのですか。
または、{感動させられました}だと思いますよ。

しかし、生徒は納得せず{泣かされました}とかありますよと反論。

辞書を開いて見てみるが、文法について詳しく勉強していない私には難解。

文法的に合っている気がするので、そのままで良いのかもしれないが、文章としてとてももやもやするものが残る。

別の何人かの生徒に聞いてみるが、答えは同じで意味が通じている。やはり、私が間違っているのだろうか。

文法の先生に聞くことにして、今日は宿題にさせてもらう。

(後日、先生に聞くと文法的に正しいがあまり使わず、感動しましたと使うとの事で生徒を納得させる)

2009/09/15

夜の教室へ


夕方、外が少しずつ暗くなり、街に灯りが点く頃、教室から電気の光が見え出す。

生徒たちの夕食は早い。

六時頃には夕食を食べ、その後に自習の時間になる。

夜、7時頃には生徒たちが集まりだしている。

教室では、文法、音読、聴解、単語など様々な勉強をしている。

会話の勉強と思い生徒に話しかける。

「今何を勉強しているの」

「文法ですよ。分からないので教えてください」

「いいですよ。どれ・・・」

(〜のようです。)

説明しづらいな。

動作を交え、説明していると隣からも説明が。

2人がかりで説明する。


いくつかの文法をしたあとで、生徒から

「先生は長い休みは何をするのですか」

生徒の故郷を見てみたいというと是非来てくださいとうれしい言葉。

日程を聞いてみるが中々合わない。

一応の案を聞いて、他の生徒にも聞いてみることにする。

休みは8日間。

中国の建国記念日(国庚節)と中秋節が一緒になり、長い休みになる。

中国の文化に触れるチャンスなので、是非旅行してみたいと夢が膨らむ。

旅行の夢を見ながら今日は寝られそうだ。

2009/09/14

Shall we Dance


午後の授業が終わり、黄先生にクラスの生徒たちは呼ばれた。

学校の生徒たちは新型インフルエンザが長沙でも患者が出ているので、体温検査を行うらしい。

隣にある長沙大学に移動して、体温検査。

水銀の体温計ではなく、温度感知器のようで、額にセンサーをあてて、体温を測る物らしい。

次々と生徒たちは検査を終えていき、私も測ってもらうことに。

体温は37.1度。

自分の平熱が37度位なのでいつもと一緒くらい。健康だ。


夕食は生徒が作ってくれることに。

今回は、からいものが好きな生徒だったので全般的に辛い。

特に辛いのが卵と唐辛子を炒めた料理。

舌がしびれるような感覚。

スープも一緒に作ってあったので、スープを飲みながら食べる。

スープはとてもおいしく、塩加減を聞いてみる。

大体ですよとの答えで一緒に調理を見ておけば良かったと後悔。

食事の後は歌やダンスを見せてもらい楽しい夜に。

2009/09/13

中国音楽


朝、陳 建東くんに頼んでインターネット バーへ連れて行ってもらうことにした。

先日もらった音楽の歌詞を覚えたくて、情報を見に。

相変わらず、中は人で一杯。

休日でもあるからか、学校の生徒たちも、ちらほら見える。

だいたいの人が、インターネットの無料オンラインゲームをしている。

音楽や映像が簡単にダウンロードできるのは、本当に便利である。

早速、検索してもらい見てみることに。

中国語の漢字練習と思い、歌詞を手書きで写すことに。

これが結構大変。

音楽を聴きながら、歌詞の写し間違えが無いように何度も聴く。

聴き取れないところは、陳くんに頼んで聴いてもらう。

悪戦苦闘しながら、1曲、2曲として3曲目で今日は終わり。

歌詞は家に帰ってから訳をしなければ。

中国の音楽も日本に負けず、いい。

元々、中国人の声の良さは日本でも知られているところだ。

是非、歌だけでなく、歌詞の内容まで覚えられるようになりたい。


2009/09/12

体力の果て


昨日の疲れが少し残る中、朝6時に起床。今日は休日。


昨日の生徒たちと朝の湘江をジョギングする約束をしていた。


生徒の大部分が朝は早く起き、学校の周りや湘江をジョギングや散歩をし、朝食を食べ、復習や予習をしているらしい。


学校の生徒たちの勉強熱心さには敬服する。


早速、みんなで出発。走ること10分で湘江へ。

湘江につくと、式典の準備をしているので見学。

という仏教の式典が湘江で開会式をする。

長沙の名所、自然、風景を撮った写真が並べられておりみんなで「ここは何処」「長沙のどこどこだよ」と話をしながら眺める。

きれいな風景が多い。是非、長沙にいる間に多くの風景に出会いたい物だ。


2時間の散歩(ジョギングをするつもりが途中から散歩に)が終わり、バトミントンへ。

中国人の初めての友人(王 らいさん)と再会。

昼食を食べに行くことに。学校近くに新しくできた店で食事をすることに。

王さんの奥さんと友人、4人での食事では日本語の練習と中国語の練習が互いに交わされる。

奥さんは王さんが仕事柄、日本語を使うので是非覚えてみたいとのことでお手伝いさせていただくことに。

50音の練習から簡単な挨拶と大変盛り上がり楽しい昼食になった。


昼過ぎに生徒たちと日本語の勉強に付き添い、夕方から水泳をすることに。

学校からタクシーで15分ぐらいのプール。

6時から11時まで40元と少々高め。

中は飛び込み用の台があり、子どもたちの水泳練習が行われていた。

久しぶりの水泳だったが、昔、覚えた泳ぎで生徒から泳ぎ方を教えてくれと言われ、快くお受けすることにした。

中国でプールに入れると思ってもいなかったので、うれしく思い、泳ぎすぎで、上がるとドッと疲れが。


家に帰りバタンと就寝へ。


2009/09/11

夜の岳禄山


長沙に来て一週間が過ぎ、朝から昨日もらった寿司をほおばる。

元々、朝は強い方では無いが長沙の朝は目覚めが良い。

授業では、生徒たちと会話練習。

授業が終わると生徒から新型インフルエンザの情報を聞く。

長沙にある中南大学で4人のインフルエンザ患者が見つかったらしい。

インフルエンザ対策のために、学校ではしょうぶの葉を燻り、煙を各教室に巻くようにしていた。今日は岳禄山にいくのだが中南大学の近くだが・・・。


午後から夕方の岳禄山に登る。

前回登ったルートとは違う別の登り口から。

入り口には「岳禄山」と書かれた門をくぐり、観光客用に書かれた注意書きを生徒たちと一緒に勉強。

中国語、韓国語、英語、日本語で書かれた注意書きをみて、岳禄山が観光名所で有ることを改めて確認。

前回、岳禄山に来たときとは違い、だいぶ緩やかな道。

途中、自然の話や話の中に出てくる単語で日本語の勉強。(私は中国語の勉強を)

頂上へは、夕暮れになってからの到着。

途中で、夕日が落ちていく自然を眼下に眺め、生徒たちと写真撮影。

頂上から眺める長沙の街はまたしても、もやのかかった街並み。

今回も、またきれいに見ることが出来なかった。残念。

次回こそはと思い直し、下山することに。

夕暮れがせまり、長沙の街の夜景が見え始め、辺りは電気が無く真っ暗。

大きな道で散歩する人が多いので安心だ。


岳禄山の下には、湖南大学を始め4つの大学が集まる大学城だ。

大学生が道を塞ぐように歩き、店の中も学生が多い。

夕食は、大学生が運営している店へ。

食事はおいしく、辛さもあまりない。店の中もきれいで、とても、満足だ。

登り始めから下りるまでの時間は3時間。

散歩には少し長かったが、生徒たちと一緒に行動出来たことはとても良かった。


2009/09/10

教師の日




朝、携帯メールに0804クラスから来た。

「教師の日おめでとうございます。」


教師の日とは

10年くらい前に出来た記念日だそうだ。

昔は、教師の地位が低く考えられており、その地位を向上させるために始まったらしい。

日本では最近、教師の地位が低くなってきている傾向がある。

日本でもあってもいいのではないかと思うのだが。

ちなみに、記念日で祝日ではない。


学校へ行くと、生徒から「おめでとうございます」を連発された。

少々、面食らうが「ありがとうと」と声をかける。


休憩時間に生徒が何かを聞いている。

尋ねてみると、日本の音楽を聴いているそうだ。

彼は、日本のアニメが好きでそのアニメの主題歌を聴いているそうだ。

中国の男性の音楽はありますかと聞くと、入っているそうだ。

彼が持っていたのはMP4という機器だ。

音楽はもちろん、映像も持ち歩ける。

インターネットカフェ(ちなみに中国ではインターネットバー)でデータを無料でダウンロードして、持っているそうだ。


午後に早速、MP4から自分のパソコンに音楽をダウンロードさせてもらうことに。

中国の音楽を聴きたいと思っていたのでちょうどよかった。

お気に入りは「可米小子 - 青春纪念册」

比較的古い曲らしいが、それでもいいと思う。

中国では、最近の若者は日本の歌をよく聴いている。

だいたいが、アニメの主題歌であるので、私も初めて聞く曲が多すぎる。

永谷先生は、歌が上手で好きだったとのことで、生徒たちはよく先生の話をしてくれる。

先生はすばらしい人だ。

こんなにまで、生徒たちから慕われている先生を尊敬します。


夜になり、教室へ。

電話が鳴り、生徒からだ。

買い物をしてきて、外にいるので降りてきて下さい。

外に行くと、校庭で待っていてくれた。

フランスの資本会社カルフールに行ってきたそうだ。

そこで、寿司を見つけたので先生に買ってきてくれた。(ほうえんさん)

寿司は巻きずしでキュウリとニンジンのステックが巻かれ、丁寧にも日本の醤油付き。

とてもうれしく、いただいた。

別の生徒は靴を買ったらしく、なんと15元。

激安。

靴は普通の品質で、こんなに安く手にはいるのかと驚きである。


2009/09/9

夜の湘江へ



朝の授業が終わり、午後から次の授業の準備をするが中々はかどらない。

生徒に授業をすることは大学以来のことで教科書とにらめっこをして、いい言葉を思い浮かべる。

辞書を片手に色々と考えてみるが、思いつかない。

あっという間に夕方に。


朝の授業に宿題を出した生徒の元に行き、宿題の提出をしてもらう。

作文の授業で間違いやわかりにくいところが多かったので直してあげることに。

言葉をほかの文章から持ってきていたので、文章のつながりがおかしかったり、使い回しがおかしかったりしており、直すのに一苦労。

言葉の意味と生徒がどう考えて文章を作ったのかを聞きながらの訂正。


終わった頃にちょうど晩ご飯の時間。

生徒たちが「何が食べたいですか」と聞いたので迷わず「餃子」。

学校近くの有名なお店へ。

焼き餃子と水餃子を頼み、本場の味を楽しむ。

中国では、餃子のタレはなくそのまま食べるらしい。

餃子自体に味が付いているので、おいしく頂いた。

醤油もあり、つけて食べる人もいるそうだが、私はそのまま食べることをお薦めしたい。


食事が終わり、少し散歩をすることに。

夜の湘江へはまだ行ったことがなかったので、早速みんなで出発。

昼とは違い、川の向こうの夜景や花火がきれいであった。

川沿いを歩くと大きな音楽が遠くから聞こえてくる。

何だろうと、近づいていくとたくさんの人だかり。

真ん中には数十人で踊りをみんなで踊っているではないか。

踊りには誰でも参加してよく、踊りも簡単な物なので誰でも出来る。

生徒たちはすぐに踊り出す。

毎日、夜になると川沿いではあちらこちらで踊りが始まるらしい。

私は今回見学だけ。次回は参加してみようかな。

湘江の夜は熱く盛り上がっていた。

2009/09/8

インターネット接続へ


朝からインターネットが無いと不便だと思い、陳建東くんにお願いして一緒に探しに行ってもらうことに。

前回、長沙駅近くの電気店へ行ったので、そこへ、また行ってみて探す。

値段を色々と聞いてみるが、劉先生から教えてもらった値段の店がないため学校近くのネットバーで検索してみることに。

初、中国のネットバー。

中は暗く、空気が悪い。

来てはいけないところへきたのか。

座席はだいたい埋まっており、午前中なのだが人が多かった。

午前0時から午後0時まで1元、午後0時から午前0時まで2元。

会員になると100元を払い200元分利用できる。ただし、一時間2元。

つまり、100時間利用できるわけだ。


ネットで調べるが見つからない。

再度、劉先生に電話をかけると、探している会社は別のところだったらしい。

また来た道をバスで戻り、長沙の街を1周する羽目に。

目的の店(中国電信)につきカードを購入。

1年間1200時間利用可能。

ただし、1ヶ月100時間の制限付き。

1年間で1500元の契約(機器の購入費込み)をして帰ることに。

購入には手間がかからず、身分証明書と電話番号、サインで購入。

身分証明書が無いため、陳くんにお願いする。


これで、やっと買い物が終わりバスで学校へ帰ることに。

帰り道、いきなり、横から車がバスの側面にぶつかってきた。

ギッギーとひっかく音と共にバスが停止する。

強引に入ってきた車がぶつかったらしい。

ぶつかった車のボンネットは、はずれバスの側面も傷つく。

乗客はざわめき、運転手はほえる。

乗客、運転手、車の運転手共にけがはなく、その場は騒然。

バスを降りると周りに野次馬。

道路は車の渋滞が出来る。

カメラをもってきていなっかたのが残念。

午後から授業があるのに災難だ。

学校までもう少しなので、陳君と歩くことに。

帰り道、陳くんに

「今日は運がいいですね。会社を間違え歩き回り、バスも事故をおこして。」といわれる。

まったくそうだ日本では経験出来ないことが出来て・・・。

2009/09/7

授業について



授業について劉先生から説明を受ける。

0802クラス(日本語検定1級をめざすクラス)
一週間に2コマの授業があるのだが、教科書の「みんなの日本語U」を2コマで1課進めるように、また、もう1コマの作文については、自由にしても良いですよとのこと

0804クラス(日本語検定2級をめざすクラス)
一週間に3コマの授業。
教科書は0802クラスと同じ。
ただし、このクラスは3コマで1課を進めるようにすること。
また、会話練習のために声を出させるようにして、例文も単語を入れ替えて何度も繰り返し練習をさせること。

早速、授業へ。
本日1コマ目は0802クラス、3コマ目に0804クラス。
時間はたっぷりあるので、繰り返し何度も練習をさせた。
文型、例文、会話、練習A、練習B、練習C、問題全部で8ページ
一コマに2ページのペース。
そこで使われる文法をもとにいくつかの例文を作り、みんなに読ませるようにした。
文型の例文を読み使い方の説明をし、例文の暗唱へ。
今日の文章は「〜そうです」、「〜ようです」の言語行動目標。
前回は、1コマで1課をすすめようとして分かりにくいところがあったなと思い反省。
一通り、教科書を終え、雑談へ。
生徒たちの日本への理解が深まるようにと、歴史、地理を織り交ぜ、黒板へ次々に自分の持っている知識を書いていく。
十分に伝えきれるか分からないが、なるべく、わかりやすく、丁寧に教えていくようにしたい。
これからは、もっと、いい例文をたくさん生徒たちに教えていきたい。

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