永谷元宏の「長沙日語学院 友好の輪
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福島顕二郎の長沙教師録〜未来への道が完成(文字クリック)

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長沙日語教師録  
「コメント」



  
     

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2009/10/17

土曜日の午後は中国語。


朝から良い天気なので、洗濯、掃除をする。

最近、音楽を聴くようになったので音楽を聞きながら日記を書く。

午後から教室へ行ってみた。学生が何人か勉強をしている。

最近、私は中国語の日記を書いている。もちろん、簡単な文章で中国の小学生レベルの文章である。

学生にこの日記を見せるのは少し恥ずかしいが、勇気を振り絞ってお願いをすることにした。方さんがこころよく引き受けてくれた。

訂正箇所はたくさんある。日記は辞書を引きながら書くため、文法はめちゃくちゃ。

学生の指摘を元に書き直し、発音練習をする。

あいかわらず発音が下手で学生から笑われてしまうのだがしょうがない。

諦め半分に、声を出していけば何とかなるだろうと思っているのだが。

日記を元に会話の練習に移る。

会話は文章を自分で考えなければならないので難しい。それに、学生の質問も早すぎて、聞き取ることも簡単ではない。

約3時間があっという間。覚えの悪い大人学生につきあってくれた、方さんありがとう。

2009/10/16

学生達と共に


1コマ終わり、生徒から今日の昼ご飯の足りない食材を買いに行ってくれと頼まれ、街へ。

中国語は未だに、早くて聴き取れないが手振りと拙い中国語でなんとか買い物を済ます。

部屋に帰り、部屋の片付けをすませた後で、午前中の授業を終えたみんなが集まった。

学生も手伝って、毛先生の料理もどんどんできあがっていく。

さすがは、主婦業をしているのでとてもおいしい。

ご飯にとうもろこしをいれて出来た料理もまたおいしかった。


昼食が終わり、別の学生と岳禄山へ山登りに行く。

岳禄山行きのバス乗り場が分からず、転々とバス停を移動する。学校近くにはバス停が4つあり、最初は湘江沿いのバス停へ。結局は、街を通るバスに乗り込み岳禄山へ(インターネットバー前のバス停 106系統)

岳禄山麓の大学は今日も大学生が大勢いた。岳禄山へ向かう途中、見知らぬ人から「抱きしめてもらっても良いですか」と声を掛けられる。

大学生のチャレンジ企画らしい。あまりの恥ずかしさにその場を走って逃げる。学生達は「そんなに急いで逃げなくても良いですよ」と笑われてしまう。


岳禄山は3回目。岳禄山の入り口は2つある。両方とも制覇しているので、気楽に山登りをすることが出来た。初めて登った時は、どこまで登れば頂上に着くのだろうかと思っていたのだが、今日はあっという間にたどり着いてしまった。

学生と会話の練習をしながら、山を登り、きれいな空気を吸い、山を登れば登るほど元気をもらうような感じがした。

学校に帰ってきたのは夜8時前。学生から感謝の気持ちとして晩ご飯をごちそうになる。

私の方こそ学生達に感謝したい。


2009/10/15

BBQ


午前中で授業が終わり、午後から西村夫妻と毛先生、0802クラスの生徒と烈士公園へ。

昨日の夕食のお礼に烈士公園でバーベキューをすることになったらしい。

西村さんたちも中国でのバーベキューは初めてだったらしい。

中国でのバーベキューに興味津々。

食材は烈士公園に行く前のお昼の内に、食べるように切ってあり、後は火をおこして食べるだけである。

学生達は楽しそうである。西村さん達も食べたことのない食材をいくつも食べた。

中国での食材で日本に無い物は多いが、西村さんのお気に入りは唐辛子。私は辛くて食べられない、生の唐辛子を焼いた物を良く食べていらした。

烈士公園に着いて明るかった太陽が沈み、夕闇が包み込む中、煙と肉や野菜の良い匂いが食欲をそそり、最後の締めにみんなで焼きとうもろこしを食べて、バーベキューをしめる。


夜の烈士公園は昼とは違う顔を覗かせる。

外灯が薄暗く灯り、街の夜景をきれいに見せる。公園内は散歩をする人がたくさん。

残念なのは、長沙の街では星があまり見えないことである。都会なのでしょうがないのだが、夜になると星を見たくなる私は田舎ものである。

烈士公園には入り口に提灯で作られた天安門と通り道があり、夜の公園を美しい光で映し出してくれる。何度見ての良い物である。

今日のバーベキューで残った食材を使って、明日の昼ご飯を毛先生が作ってくれる事になった。とても、楽しみである。

2009/10/14

西村ご夫妻を迎える


今日は毛先生が日本でお世話になった、お父さんとお母さんが学校に訪れた。

西村ご夫妻である。毛先生は大学時代に日本に留学しており、そこで、色々とお世話になったらしい。毛先生の結婚式にも出席しており、長沙に来るのは2度目。

お父様は明るく、とても楽しい人であり、お母様は中国語を日本で勉強しているので、単語を良く知っていらっしゃる。

授業で0802クラスの会話に参加してもらった。学生の自己紹介を聞いて、お二人ともたいそう感心していらした。


学生から今日の夕食を一緒に食べませんかと提案があり、お二人とも快諾していただいた。

夕方に学生達に買い物に行ってもらい、中国料理をごちそうすることに。

5時半ごろ、私の部屋は学生と毛先生、西村ご夫妻でいっぱいに。

学生の作る料理をおいしいといっていただき、学生も満足そう。


ご飯を食べた後、みんなで湘江を散歩する。

夜は最近、寒くなってきていたが、今日は風も無く過ごしやすい。

散歩途中にダンスをしている人たちを見ながら、色々な話を学生と西村ご夫妻とする。

社交ダンスをしている学生は、西村さんにダンスを教わっていた。西村さんも社交ダンスを趣味にしていらっしゃるらしい。

隣では一緒に見ていた子どもに学生が話しかけている。子どもといっても赤ちゃんである。

「首を横にふりなさい」と中国語でいうと、赤ちゃんは首を横に振る。赤ちゃんでも中国語を分かるのに、私たちはどうして、他の国の語学が上達しないのか不思議である。

湘江の散歩は約2時間。帰りに学生達は、明日の朝、西村さんと湘江を散歩する約束をしていた。朝のさわやかな湘江はとても気持ちの良いことだろう。



2009/10/12

授業が3つ


今日から授業の時間割が変わった。

0902クラス(半年、日本語の勉強)の会話の授業が1週間に1回から3回になった。

そのため、今日は1日に3コマの授業をすることになった。

0902クラス、0804クラス、0802クラスの3つである。

授業で使うノートに様々な単語をかき集める。

0802クラスは敬語を中心にした授業に入っている。少しずつであるがビジネス単語も教えられるように準備をした。

0804クラスは動詞を0902クラスは名詞の単語を準備する。それぞれ例文を作りと単語の説明に時間を使う。

0902クラスの教科書の進みが良くない。もう少し、スピードをあげて授業を進めなければ。

しかし、改めて1日に3つの授業をすることの大変さが分かる。学生時代は席に座っているだけだったので、先生達のことはよく分からなかったためだ。

今、学生時代の恩師へ感謝をするばかりである。

2009/10/11

51広場から中国の発展をのぞく。


日本からの太陽が去り、長沙の街に秋風が吹き始める。朝晩の気温が下がり始め、昼は薄い長袖がちょうど良い。

休日の朝を布団にくるまり、なかなか動き出さない体を、少しずつ動かす。
天気は曇り。長沙での太陽の光は弱い。やらなければならないことはたくさんあるのだが。

やっと起き出し、朝食を取る。昨日残った物でチャーハンを作るが、我ながら絶品。ご飯と中国の味付けが食欲をそそる。ご飯の味に長沙の濃い目の味と辛みがベストマッチしている。

午前は掃除、洗濯に余念がない。特に炊事場はこの何日かで汚れてしまった。毎日、みんなが作る料理でがんばった炊事場を丁寧に拭き上げていく。きれいになっていく部屋を見るのはすがすがしい。今日も又お願いしますと一礼後フロアーへ。

最近の食事会で相当数のビール瓶が増えたな。部屋の一角に並べられたビール瓶を眺めながら、最近の食事を想い出す。そういえば、今日は0902クラスの学生が昼食を作ってくれることになっていた。慌てて、着替えをすませ、部屋の片付けを急ピッチで進める。


11時半、学生が食材を買って部屋へやってきた。今回初めて料理を作ってくれる学生達だ。みんな学校にきて、半年がたつ学生達。

重慶から来ている周琴さんがスープを作ってくれた。重慶本場のスープ。魚に酢菜、にんにく、しょうが、ネギを入れた少し酸っぱい料理。重慶は四川料理の本場で辛い料理かと思っていたが、この様な料理も有ることに、様々な料理のある中国らしさを感じる。


午後は学生を誘って、51広場へ買い物に行くことに。めっきり寒くなった事を口実に秋服を買いに街へ。中国の街で買い物をするのは初めてなので少々緊張。

休日であり、歩行者専用道路は人、人、人。

店も割引セールをしているところが多く、どの店も人でごった返していた。人混みをかき分け、中へ入り、目当ての洋服を物色するが、いいものに出会わない。

何軒かはしごして、若者の店や年配向けの店まで出入りを繰り返す。

日本でも良く目にする店も多く、長沙の都会ぶりを堪能。

やっと見つけた1着を購入。(159元)なかなかの値段だと思うのだが思い切って買ってみる。中国に来て金銭感覚が少し変わってきていることを感じる。

人混みに酔いながら、連なる色々な店を覗き見る。屋台も数多く出ており、歩きながら食べ物を食べる人をよく見かける。食べ物の匂いに誘われ、ちらりと中を見てみると串焼きらしきもの、焼きそばに似たものなど様々。

中国が発展している証拠にこの街は賑やかである。人の熱気と街の喧噪。帰りのバスを待つ人々の顔には疲れをみじんも感じさせない強さがあった。





2009/10/10

旅立ちの日


今日は土曜日。先日のゴールデンウィークの振り替えで木曜日の授業をする。

0802クラスでの会話授業。


今日は黄先生が0802クラスの学生を誘って、市岡先生の最後の昼食をごちそうしてくれることになっていた。


授業が終わって、劉さんとヨウさん、黄先生と買出しへ。

今日は今まで一番多い14人の料理をつくるので買い物をする品目も多い。

外の道路は人でいっぱい。引き車に乗せられた野菜、八百屋、肉屋、魚屋には人が次々と出入りをしている。昼食前の道路に出たのは初めてだったので、人の多さにびっくり。


家に帰り、昼食準備に取り掛かる。

これが最後の食事になるので私も食事の手伝いをすることに。

市岡先生は4時の飛行機で出発するらしい。午前中の授業が終わり、生徒たちがぞくぞくと集まってくる。部屋がどんどん狭くなってくる。

今日は中華料理オンリー。黄先生と学生の共同作業により料理が作られていく。


黄先生が部屋から炊飯器を持ってきた。てっきり、ご飯が足りないので、また炊くのかと思い準備をすると、学生から「別の料理を作るのですよ」と教えられた。一体どんな料理を作るのか見当もつかない。

食事が始まり、炊飯器は中国式水炊きに変化していた。魚、野菜が豊富に入り、無くなると野菜を入れていく。スープも魚のダシがよく出ていておいしい。学生たちがスープをすべて飲んでしまい水炊きは全てなくなってしまった。


先生とこうして2週間一緒に料理を作ったり、食べたり、旅行に行ったことはとても楽しいことだった。旅行では、いろいろな思い出を共有し、写真には写らない体験もした。

先生は、朗らかで、元気で、優しい女性だと思う。私も似たような性格なので、一緒に行動することにとても安心感があった。私の父親と同じくらいの年齢ではあるが、山を歩くその元気な姿は印象的である。

私から何かできることは、今はまだ無いかもしれない。しかし、このように出会えたことは何かの縁だと思う。ぜひ、一度鹿児島へ遊びにこられることがあれば、できることはさせていただきたいと思う。短い時間を濃く出来た、市岡先生との出会いに感謝。




2009/10/9

学校が始まる


8日間の休みが終わり、今日から授業である。

学生の顔を見ることは久しぶり。みんな元気そうなので、一安心。

故郷に帰った学生がほとんどで、学校は久しぶり。

家族と久しぶりの再会ではなかっただろうか。学生の中には、何ヶ月も家に帰っていない人もいることを考えると、勉強をするために学校へ来ている学生は、色々なことを考えていることだろうと思う。私も少しでは有るが、役に立つことが出来たらと考えている。


授業が終わり、陳君に銀行に一緒に行って銀行カードを作ってもらう。

銀行は中国銀行を選択。中国銀行は中国で一番大きな銀行だからだ。どこの街に行ってもある銀行を選択した。両替をするにしても、中国銀行しかしてくれないことも選択した一つの理由でもある。

銀行は学校から歩いて10分ぐらいのところにある。銀行は日本と違い行員との会話は窓ガラス越しである。四角い小さい窓から書類の受け渡しをする。もちろん行員の態度は日本には比べものにならないのだが。そこは中国である。

カードは陳君の名義で作ってもらうことにした。色々と手続きが有るかと思ったが、意外とスムーズにカードを作ることができた。これで、中国で日本円を両替する手間が無くなった。

中国には他にも長沙銀行、工商銀行や農業銀行、建設銀行などある。口座を作った銀行以外からお金を下ろす手数料は2元らしい。高いのか安いのかは判断が付きにくい。カード作成には15元で作ることが出来た。


家に帰り、市岡先生との最後の夕食の準備をすることに。

黄先生も学生と一緒になって、昨日下準備をした魚を調理し始める。

市岡先生も学生に好評だったエビチリを作ると張り切っている。

市岡先生は日本の味が出せないといっておられたが、私は先生の作る料理は、日本で食べていたものに近く、とても美味しい物だと思っているのだが。

夕食は0804クラスの生徒が中心。13人も部屋にはいると一杯。イスは14個有るがテーブルに料理が並ぶと座る場所は限られてくる。

中国での料理の品数は食事の参加者数マイナス2,3品である。13人であれば10品が必要であり、料理を作る人は大変だと思う。私は、監督、会場作り、配膳、片付けを担当。学生達も進んで色々としてくれるので、忙しい中でも楽しい夕食になった。

明日で市岡先生が長沙をたってしまうことはとても寂しいことだ。



今日の中国語勉強。

友達に会えて良かった。
能見到友達 好高興
友達に会いました。良かったですね。
我見到友達 好高興。

2009/10/8

久しぶりにみんなとの食事


夕方、携帯がなる。

故郷から帰ってきた陳君からの電話。

「今日の夜、男でご飯を作りますよ。いいですか。」

特に予定がなかったので、食材を買ってきてもらうことにした。

電話を切り、少しすると部屋のとびらをノックする音。


立っていたのは市岡先生。

私のために小説を持ってきてくださった。

時代小説「桜田御用屋敷」小松 重男著

初めて聞く名前の作者。

時代小説は小さい頃から読んでいたため、ありがたくい頂くことに。

私のお気に入りは剣客商売。

単行本を一気に読んだ記憶がある。父の影響か母の影響かは忘れてしまったが本を読むことは好きである。

市岡先生も同じように藤沢周平が好きだそうだ。


今日は男だらけだが夕食を一緒に食べないかと市岡先生を誘う。

男だけに戸惑っているようすなので、買い物に行く途中で出会った女の子を誘うことに。

校門を出るとすぐに故郷から帰ってきた徐さんに出会い。夕食を一緒に食べる約束をする。

買い物を済ませ、みんなで食事の準備。

市岡先生はきんぴらゴボウを作ってくださった。

男の子は魚料理。魚を蒸した料理だ。長沙では魚は焼いた後、調味料で煮るのが一般的だが、果たしてどういう物が出来るか。

準備をしていると、続々と学生達が集まってきた。

最初は、男の子だけだったのが、女の子の方が多くなり全部で13人の大所帯。

準備の終盤に黄先生が突然の訪問。

魚をまるまる1匹持ってきてくれた。

今日はたくさんの食材が有るため明日の夕食に作ってもらう事に。

魚の下準備をすませた黄先生も一緒に、大人数だったが楽しい食事はいつものこと。

男の子の作る料理もおいしい。ご君は料理を作るときは、中国のコックそのもので、なんだか頼もしく、おもしろかった。


2009/10/7

休日を楽しむ


最近、長沙の気候がとてもいい。朝は寒くない。そして、昼は半袖でも十分。

今日は天気が良いので、旅行中にたまった洗濯物を一気にかたづけることにする。

しかし、良い天気。青い空からさんさんと降り注ぐ太陽。心地よい風と良い具合にマッチしている。

朝7時から洗濯機はフル稼働。たくさんの洗濯の合間に布団を干そうと屋上へ。

屋上には前の永谷先生が花をいっぱい植えていたそうだが、今ではがらんとしている。しかし、日の光を浴び、風になびく洗濯物を見ながら、幸せを感じる。

私も何か植えたいな。道具をそろえたいがどこに行けばいいのか全く見当も付かない。

休みが終わったら、学生と一緒に買い物に行こうと考えている。


屋上でそんなことを考えていると、後ろから急に名前を呼ばれた。

市岡聖子先生が居るではないか。

急な訪問にびっくり。

誰もいないと思って、1人の世界に浸っていたところだっただけに、驚きが2倍3倍にもなった。

どうも、市岡聖子先生の体調が悪くなったらしい。

私も少し風邪気味ではあったが、なんとか持ち直したみたいだが、大丈夫であろうか。

旅行の後だけに心配である。ゆっくりと休まれて、元気になられるといいのだが。


今日は1日家にいるつもりである。旅行の日記を書くことと、体を休める上でも重要な1日でもある。

あさってから、また学校が始まる。

学生も何人か帰ってきている。明日は学校に行くつもりだ。


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