九江学院日本語教師池田公榮さんの生活記録
虹の架け橋  2006・1〜

                                                           
   虹の架け橋@(平成17年3月〜 5月30日)
   虹の架け橋A(平成17年6月〜 7月30日)

   虹の架け橋B(平成17年8月〜 8月31日)
   虹の架け橋D(平成17年9月〜10月31日)
    虹の架け橋E(平成17年11月〜12月31日)
 
虹の架け橋F(平成18年1月〜2月30日)
                     虹の架け橋G(平成18年3月〜4月11日)特集・(九江学院鹿児島訪問)
      虹の架け橋H(平成18年4月00日〜5月31日)
 
     虹の架け橋I(平成18年6月07日〜06月29日)
      
虹の架け橋J(平成18年8月25日〜10月29日)
 
     虹の架け橋K(平成18年11月2日〜12月31日)
      虹の架け橋L(平成19年01月1日〜03月31日)
 

      
 
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* 九江の四月の花ー追加……2007/04/06…
四月の花―追加

藤:中国でも藤棚に藤を這わせて楽しむ。今が見ごろ。日本より少し早いのかなと思う。

アジサイもどき花:白の額アジサイに似ている花木を見つけたのでカメラに収める。花の名前は現在のところ不明。図鑑でもないと分からない。葉もアジサイに似ているので、きっとアジサイの仲間には違いない。

* 九江4月の樹木……2007/04/01…
  楡の木、クスの木が一斉に若葉を吹く。いずれも、黄緑の若葉が美しい。温かみのあるほのかな香りも癒し系。
  
  楡は11月に葉を全部落とし、この時期若葉を出す。冬太陽光を道路に当て、夏は濃い緑となって街路に木陰を作る。

  クスは常緑だが、この時期、若葉が出るだけ古葉が落ちる。公害に強く、空気清浄に役立つ。江西省は植樹達成率が中国で一番高いそうである。そのためか、九江市も樹木が多い。

写真左:若芽を噴く楡  

写真中:新緑のクス  

写真右:道路に散れるクスの落ち葉。清掃員は日に何回も箒で掃き、落ち葉を処分している。この落ち葉、私にとっては絶好の堆肥の原料。

* 九江4月の花木……2007/04/01…
  宝桐は大樹、樹高30メートルぐらいになる。したがって、花が咲き誇るこの時期、遠方からでもよく見える。枝ぶりが桜に似ており、あたかも、日本の桜のように見える。九江の田舎にゆくと、まず、この花が目に止まる。それほど目立つ樹木である。近くで観察すると、花形は百合に似ている。香りもほんのりと百合を嗅ぐようだ。

  桜は九江にもあちこちで見られる。歴史が古いものでは、第一七一解放軍病院の敷地内。これは樹齢65年を経ている。樹木もかなり大木となっている。実は、この桜、日本人が植えたものである。第一七一解放軍病院の前身は、旧日本陸軍病院であった。このとき、日本人の誰かが植えたもの。この桜、時代の移りをじっと眺めてきた桜である。

  その他、人が集まる甘棠湖の周辺に多く見られる。これは、中国人が植えたものだろう。樹齢2、30年のものである。

 九江学院にも昨年ごろから、キャンパス内にいろいろの桜を植樹し、今年は早くも、小ぶりながらも花を咲かせた。白の一重、ピンクの八重など。

  日本語科学生たちの多くは、桜が日本の国を代表する花だと知っているが、実際に見たことがないので桜を知らない学生が多い。つとめて「これが桜です」と実物教育をしているこのごろである。


写真左:遠方から見た宝桐。

写真中:学院内に咲いた桜。樹齢は若いがはや立派な花をつけた。

写真右:宝桐花の接写。百合に似ており、香りも百合そっくり。木は家具材・建材となる。

* 明日から4月……2007/03/31…
  明日のことを思う

  わがふるさと鹿児島の南日本ニュースに、3月30日摂氏26度余とあった。実は九江も同様で今日は半そでだった。
  
  今日で、3月も終わり、明日からは4月。日本は役所や学校が新年度を迎える。ピカピカのランドセルを背負って新一年生が校門をくぐる。
 
  役所や職場も新入職員や新入社員を向かえ、なんとなく落ち着かない。

  海の向こうにいると、日本という国が今後どうなるのだろうと、ふと思うことがある。周辺諸国の動きや発言も気になる。

  国とはなんだろう。壁があり、対立し、危機感をもち、自尊を高め、排他になることだろうか。

  一世紀前までの日本は、海という壁で守られ、外国からの脅威は、元寇の役、黒船来航のときぐらいじゃなかったろうか。

  今は、海は壁にならない。では、富と武力か。明治・大正・昭和初期の富国強兵の再指向?

  自分を含め、日本国民一人ひとりが、ある種の覚悟をしなければならないのでは。

  どんな覚悟か。難しい!!
  ほんとに難しい。@死んで相手を生かすか。A話し合いによる共存か。B殺して自分が生きるかの選択をしなければならない。

  私はまず、Aを最優先させる。これに解決がつかない場合は@を選ぶ。負けたようだが。さにあらず。「負けるが勝ち」という論法だ。負けてなお勝つ秘訣がある。「み国を来たらせ給え」

写真左:朝日に映える桜島(2007年2月写す) 何が来ようとどっしりと座る桜島のようでありたい。「風吹けど山動かず」でありたいものです。

写真中:自分に被さっている土を嫌がらず、衣とし、肥やしとしてきれいな花を咲かせる水仙。学びたいものです。

写真右:中国の落日は赤いのです。「ここはお国の何百里 離れて遠き満州の 赤い夕日に照らされて 友はこずえの石の下」という戦前の歌を思い出します。軍国主義の時代にこのような歌が歌われていたのは不思議ですね。反戦歌、厭戦歌とも思える歌詞だけど。

 

* 宿舎の東西南北(1)……2007/03/31…
  九江学院の外国人教師宿舎(外教)は別名ホワイトハウスとか、白宮(バイコン)とか呼ばれる。この棟には、国際交流センター事務局と、11世帯が住める住宅がある。その東西南北をご紹介しよう。

  まず、東側は建物群で囲まれた緑地帯がある。

  西側は、落日の見える空間が広がり、最近、新しく植物を植え、散歩道がついた。

  北側は、建物群に囲まれ、屋上に土を盛って四季折々の花が咲く。

  南側は廬山を遠方に見る。

写真左:宿舎の東側は緑地帯で四季折々の花が咲く。

中:去年植えたサクラが咲いた。 

右:西側は散歩道のある丘陵地。健康増進に散歩がいい。

* 宿舎の東西南北(2)……2007/03/30…
宿舎の周りは花や植え込みの木でゆったりと落ち着いている。高級住宅地にいる心地。

写真のみ。

写真左:宿舎南側。廬山がかすんで見える。全山姿を現すのは珍しい。 写真中:昨年植えられたサクラと日本語科学生  写真右:宿舎北側は建物群でその屋上に土を盛り、花を植えている。

* 九江を走る日本車……2007/03/30…
  九江では車が駐車しているとき、しょの車種をみると日本車が多い。もちろん、左ハンドル。これらは、ほとんど中国で生産したものだろう。

写真:日本車のマークがついた乗用車

 日産、ホンダ、トヨタ、三菱、マツダ、いすゞ(これはトラック類が多い。)スズキ(九江にはスズキの合弁会社がある。)
 要するに日本の全車種が中国を走り回っているといっても過言ではない。

* 木村さん一時帰国……2007/03/30…
  熟年留学生の木村さんが、九江学院の派遣交流員4名を引率して奈良大和高田市へ一時帰国。

  木村さんは約一ヶ月間、故郷の奈良で過ごし、4月末には再度九江学院へ帰ってこられる予定。


写真:左・中:木村さんを囲んで交流室・食事。

写真右 グリーンピースの花

* 妻の誕生会……2007/03/30…
  3月27日は妻の誕生日。享年73歳。
結婚式も妻の誕生日に合わせて行ったので、覚えやすい。結婚49年。来年は金婚である。

  多くの学生たちが、「奥さんの誕生日でしょう」といって、花束やカードのプレゼント。また学生有志で、食事会を設定し、会食に招待される。

  特に、妻の誕生日を教えたわけではないのに、誰かが覚えていて、情報を流したのだろう。それにしても学生たちの優しさ、思いやりに、感動せずにはいられない。


写真左:会食に誘ってくれた学生たち

写真中:ソラマメの花(誕生会とは特に関係ありません)

写真右:木蓮(これも誕生会とは関係ありません)

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