2003年の中国は新型肺炎(sars)に見舞われ大変な年でありました。
春の計画、秋の計画とことごとく駄目になり、諦めかけていましたが、
やはり、どこやらの虫が騒ぎ出し、10月25日から1週間。上海にいず
っぱりのまま、毎日,近郊の水郷巡りの1日バス旅行を楽しんで来ました。
今回の中国旅行は、開発の進む上海近郊で昔が手付かずに残っている近郊の水郷地区を訪ねて見たい、と言う気持ちと、今までの旅で、いつも欲求不満であった幾つかをクリアしたい、というもう一つの目的がありました。
その第一は、自分で計画を立てて行動すること、従って、その行動は臨機応変に変更が可能なこと。
つまり、@ 明日の予定と今日の予定とを変更またはキャンセルが可能なこと。
A つとめて、街中の市民が利用する交通機関を利用すること。
B 日本の旅行会社やインターネットに掲載されていないホテルに泊ること。 C 行き帰りを除いて飛行機は利用しないこと。 ・・・・・・でした。
・・・・・・・「上海は一日いたら十分よ。青島に遊びにいらっしゃい」
と中国語教室の知合いで現在、青島に住んでおられる方にお誘いを受けたけど、火車で行くにはちょっと遠すぎて、行ってはみたかったけど断念した。・・・・残念でした。
次回は是非と思っている。
さて、今回の旅をもう少し、具体的に述べてみよう。
鹿児島発着の上海便は水曜日と土曜日の昼の往復のみである。従って、水曜日発が3泊4日、土曜日発が4泊5日になる。今回は土曜日発の土曜日帰国を選んだ。
一番安い旅の方法は旅行会社のパックを利用することなので、JTBの上海フリープラン「いかなくっちゃ上海」を利用することにした。
パックは二人で申し込まないと高くなる。(中国はホテル代が二人だと二分の一になる。)ので、上海は初めてという若い友人、小林慎介君と4日間は一緒にした。
料金は68000円とかで泊るホテルは四っ星の上海賓館にきまった。ところが、帰りがそれぞれ違うということで、どういうわけか、帰りの航空運賃が割り増しになって、結局、9万いくらかになってしまった。
あとで分ったのだが、今回、申し込んだのが我々、二人だけだったからだとのことだった。
このパックのおまけは、一日目、つまり、上海初日の夜、黄浦工を船に乗って、上海の夜景を楽しむ、コースがサービスで入っていることだ。
・・・・・・・・・・・鹿児島空港までは慎介くんの妹さんに送ってもらった。快晴、絶好の旅日和だった
浦東空港に着くと、私たち二人をJTBの現地ガイドが待っていてくれた。実は、40分ぐらい鹿児島空港の出発が遅れたのでたった二人のために気の毒にと思った。
・・・・・・・・・・・・・・、 「長く待たせてすみません。」と中国語で言うと、丸いメガネをかけた
丸顔の小姐がにっこり笑って「あれ!中国語、おじょうずネ」と口を丸くあけて言った
二人だけのツアー客を乗せた小型マイクロは南浦大橋を渡って静安公園近くの上海賓館まで送ってくれた。途中、ガイドに携帯を借りて早速、李黎に電話をした。
・・・「李黎?今,着いたよ。クルマの中です。明日、朝、ホテルで待ってるよ!」
一応、予習していた会話文を、ほぼ一方的にしゃべった。今夜は今からクルージングに行くことなど丸めがねのガイドさんに代わってもらった。
1時間ほど部屋で一服して、今度は延安高架路(高速道路)を通り黄浦江を渡り、浦東地区へと戻る。
ナイトクルージングと言うから、船の上での豪華なディナーかな、なんて想像していたけど、違ったらしい。
6時ごろか? 海龍海鮮舫とか?川に面した大きな海鮮レストランに案内された。
・・・階段を上がっていくと、 突然、目の前で、花嫁花婿に迎えられた。
結婚披露宴会場に招待された客と一般の食事客とが、一緒の入り口になっていたのだ。
一瞬、キラキラ輝く、七色のライトをあびてびっくりしてしまった。
黄浦江に浮かぶ遊覧船から眺めた外灘(ワイタン)の景色も、ライトが新しく変わったテレビ塔、そして上海一高い金茂大厦ビルやシャングリラホテルも、確かに綺麗ではあったがもう何度も見た光景のせいか、初めて東方明珠塔を見た時ほどの感動はなかった。
しかし、帰ってから見た写真のかずかずはやはりとても素晴らしく、特に同行の若い友人の撮った写真は是非、皆さんに見て頂きたくなった。
左の水色のボタンをクリックして、その素晴らしさを看一看。(ちょっと看てください)
実は今回の旅のもう1つの楽しみは、僕の伊妹ル(メル友)女朋友である
李黎(リリィ)との再会であった。 昨年末、11月の黄山紀行のとき 知り合った21歳の小姐である。ホームページ上で彼女からの沢山のメールを紹介してきた。僕の中国語文章能力の上達に多大な貢献をしてくれた女性である。
今回の旅も明日の烏鎮水郷めぐりをはじめ、後半の周庄・西塘古鎮観光バスツアーと会社を3日間休んで付き合ってくれた。
さて、1日目の夜が来て、上海の夜景も満喫した二人はここで、ガイドの◎◎さんに別れを告げいよいよ上海でのまず二人旅がスタートした。
ここで、このプロローグは終わりとなり、この後は上のそれぞれのフォルダからお好きな所を訪問していただきたい。 順番としては、
@烏鎮 A蘇州 B周庄 C西塘 D街ぶらぶら(新天地・魯迅公園他)
Dは合間合間に入ります。正確には@の前と、AとBの間です。
小林慎介(26才)目下、中
国語教室6ヶ月特訓中。
全てが丸い中国人ガイドと
披露宴会場兼海鮮レストラにて。
僕のカメラに向かって
ニッコリ微笑んだ花嫁。
船から見た
上海夜景集
2003年10月25日〜11月1日(7日間)
メル友・李黎