錦江湾FISHING
錦江湾(鹿児島湾)内での釣りは三つのエリアに分けています。
● 湾の奥、敷根、福山沖、牛根付近・・・結構深く、100mを越えるところが多い。
    釣り舟は隼人の「
一屋カズヤ」を利用する。従って、出航は「隼人港」で、季節は寒い頃が多い。
    11月〜3月ごろまでで無論昼釣りになる。朝、5時出航して2時か3時には上がる。
    
    狙う魚は、マダイ、かわはぎ、オオアジ、余り欲しくないけど、
メダイ(ぬるぬるしていて気味が悪い)
    アジ狙いの時の道具は・・・・ロッド・・30号の3m。胴付き仕掛けでハリス5号にチヌ針4〜5号。
    時に、
2〜3キロクラスのマダイが来るから、対応できるように少し大きめが良い。
    カワハギ釣りは面白い、勿論、あたりの分るハゲ専用サオ(文宏クンとか)にハゲ針を使う。

●  湾の中、つまり、桜島近辺から垂水沖付近。
    主に、
友人のマイボートを利用する。仲間は遊漁船「アルバトロス」などで、オオダイを狙う。
    僕の場合は、手の平大のチコ、さびきでのアジ釣り、タコ釣り、カワハギにバリ狙い。など、気楽な釣りが多い。
● 湾の入口付近は、この頃ご無沙汰だが、40台の頃は、釣りと言えば「
竹丸」指宿港、釣り場は長崎鼻
    と   佐多岬を結んだ線から根占あたりの湾口を船長の指示に従い「
ハーイ!入れッみやんせ!」 
     「
上げて〜」   「ハイ、入れて!(注・仕掛けを海中に落とすと言う意味)」5〜8センチの生エビを使ってのオオダイ釣りです。
一屋でのアジ釣りの記録です。
ハゲ釣り大会の風景です。
友人のマイボートでのタコ他釣り
9月19日(火)

ここのところ海が荒れていて2.5mから下がりません。
友人のs君は毎週、月曜にチコ釣りに行くといって、福寿に電話をしまくっていますが、結局、船が出ず、4週ぐらいそれが続いています。
 
 錦江湾なら良かろうと、平田、作田三人で、あの、一昨年、大タイを
釣りまくった「アロバトロス号」で波静かな錦江湾にくりだしました。

仕掛けはテンビン、ハリスは8号にタイ針14号、長さは6ヒロに2本針です。
 
肝心な釣れ時間なのに、上がってくるのはチビタマばかりです。
 それも、ポツリポツリと、まあ、のんびりやろう、とのキャッチフレーズで出かけてきたので我慢するとして、11時になっても太陽が雲の中から顔を見せず寒くてたまりません。

午後に一度移動しました。そこでも一向にあたりが来ません。
太陽が顔をみせ、天気は最高になってきました。まさにポカポカ陽気です。

昼から「カンパチ釣りにいきましょうか?」「エッ!!カンパチがこの
近くにいるの??」「秘密の場所だから他人には内緒ですよ」
「勿論、勿論、」

 早速、仕掛けつくりが始まりました。

 20ハリスを3ヒロ、真ん中にエダスを40センチつけて、針はそい針
それに生きたあじの尻尾に掛けて泳がせ釣りです。

なんと、突然!平田氏のサオが海面につつ込んだのです。
「来たっ!!」
慌てて、船長が交代する。「コヤ、上がッど。」 船長が言うに
 一発目のカンパチを逃がすと、皆その辺のカンパチは逃げてしまう
らしい。 頼むよ。船長!・・・ドラッグを締めた、その瞬間だった。

バシッ!と竿が跳ねた。「ヤッタ!」  糸がきれたのだ。
   平田氏の顔から微笑みが消えてベソ顔に変わった。
 「やっぱり、20号じゃもたんナぁ・・・・・・」

しばし、船長のトカラ列島での大物釣り仕掛け話を聞いてる所に、今度は、反対側の僕の竿がゴソゴソ揺れ始めた。

大物がアジを狙い始めたのだ。「カカッド!」長年の経験の船長のカンは外れなかった。

ドーンと、そんな感じで竿が沈んだ。
又、船長が走った。「今度は、上ぐっでナ」「んにゃ、こりゃ、軽い」

上がってきたのは4,5キロのブリだった。」
 「さっきのカンパチは、10キロはあったかも・・」、
 聞いてた平田氏はも一度、残念そうな笑みを浮かべた。
 
結局、今日の釣果はブリ1、タイ600〜800gを4枚、でかイサキ1
あらかぶ3、あじ15・・・・といったところでした。
 3時には上がろう。が結局は薄暮の錦江湾についたのは5時を少し過ぎていました。

アルバトロス号で大タイを狙う・・・つもりが??

「のんびり錦江湾で糸を垂れませんか?」の作田氏のお誘いにのって。
沖小島の後から昇る朝日を
拝みながら今日の大漁を祈る。
一発目はやはり作田氏に来ました。
替わった船長のさばきをジッと
祈るように見つめる平田氏。
この数秒後、笑いは消えた。
作田氏が慌てて写した
僕の顔なし写真。
アルバトロス号船長の写真