2004/03/05

すっかり暖かくなってきたのと、こちらでは正午から2時半までは休みなので午睡の癖がついて、やや体調が戻ってきました。

 今日は授業は朝8時から9:50分まで(途中10分の休憩)の100分です。作文を担当しました。いくつかの日本語の言い回しを使いながら自己紹介をする内容です。

原稿用紙という習慣がないのか、又、ほとんど横書きの習慣がついているらしく、教科書にある原稿用紙の使い方を説明してもぴんとこないようです。

何故、枡の中に字を入れなければならないのかから説明が必要です。

 結局、原稿用紙の使い方・・・4文字開けてタイトルを、とか、途中で文が切れたら次の行は頭のひと枡を空けるとか句読点や括弧も一枡とするとか云々・・・多分必要がないと思うので教えるのをやめました。

 実は、白状しますと1日から未だシャワーを浴びていないのです。勿論、洗髪もです。風邪気味なのと部屋のシャワーの湯圧も湯量も悪く、裸になったら震えが来そうで怖かったのです。

 範院長に聞いてみましたら。「サウナが有ります。とても気持ちがいいですよ。僕も大好きです。今夜、行きますか?」「長沙には10軒ぐらいあります。僕の行くところは、最近出来ました。

日本の温泉サウナを真似しています。とても、人気あります。」聞いてるうちに僕の頭の中は、もう湯気で濛々として来ました。

 久しぶりの温泉(湯)はまさに「千と千尋の神隠し」そのものでした。ロッカーで裸になり、大きな浴槽、バブル風呂、薬草風呂、露天風呂、5つ位の大きな浴槽に中国人たちがお喋りしながら入っています。特に、薬草が人気のようです。

日本の温泉センターとすこし違うのは、否、かなり違いますのは、タオルが全く供用されないことです。もう、全くのスッピン状態です。

 それは、皆同じスタイルなので、手で隠すわけにもいかず(目立ちますから)いいとして、入る前に、まず、髪や体を洗うのに手しかないことです。

 これには、ちょっととまどいました。手で汚れがとれるのか??

結局、湯船に浸かった後で「あかすり」をしましたから充分汚れはとれましたけど。

 入浴後、備えのシャツとパンツに着替え、二階に上がり大きな休憩室(男女とも)でセルフスタイルの食事(夕食)を食べながら、ステージシヨーを楽しみます。

 シンガーの歌を聞いたり、ゲームに参加したり、雑技ショーを見たりしてくつろぎます。ビールを飲んでいるうち眠くなりました。

 朝方の3時までここは開いてるそうです。風呂は24時間だそうです。

 ちなみに料金は入浴代48元、あかすり22元計70元、日本円にして1000円ぐらいです。食事はサービスとのことでした。

 こちら、長沙市の平均月収が一万円に満たないそうですから、サウナはかなりの贅沢だと思います。でも、長沙人は自分が楽しむことにはお金を惜しまないんだそうです。

 といっても、後の半分は寝て暮らす、と言うわけにも行かないと思うんだけど。どうなっているんでしょう???長沙人の感覚は?
大石ケイジ的長沙日記