烈士公園と湖南博物館に行きました。 | |||
確かに高い、こちらの感覚では、でも、この美女がもし国立博物館に来たら恐らく5000円はするかも知れない。たかが750円ぐらいじゃないか。 「ここで見なけりゃ、何処で見る。」 というわけで二人分100元を奮発した。屈クンは今度は 「ミイラは怖いです。」とまだ何やらつぶやいていた。 もったいぶった館内は、あちこちに制服の監視人が立っていて、ものものしくさえもした。下ったり上がったり、2000年前の美女に会うまでは時間がかかった。 初めて彼女にお会いした時は 「このミイラは彼女ではなく一緒に発掘されたお連れの方でしょう」と、屈クンに言った。僕の想像が出来すぎていたのだ。 何年か前、東京で見た、あのシルクロードの「楼蘭王国の美少女」も、ウルムチで見た何体かのミイラたちも、何かしら、ひからびてはいたけど悠久の昔の姿を想像させてくれた。 けれど、そういえば、彼女はミイラではない。身体もずっと大きい。まとった衣服から出ている手足も、そして口もはるかにリアルだった。にもかかわらず興奮しないのは何故なんだろう。 僕はこの人は彼女じゃないと思っていたからなのか? 他にミイラはなくやはり彼が彼女だと知り、僕はもう一度引き返したい思いにかられた。結局、それは果たさなかったけど、またいつか、今度は彼女と思って眺めて見たい。 烈士公園では、思いがけず革命の志士たちの中に黄興の写真と、彼の書いた書を発見した。写真に写した。 上手く撮れているといいが、中村教授がこのHPを見てくれるといいのに。 黄興はまだこれからいろいろ発見したいと思う。 でも、何故かこちらの人は自分の国の歴史上の人物より、今の方に関心が強いような気がしてならない。 写真をいっぱい撮ったので別バージョン(烈士公園写真集)で見てください。サムネイルもあります。 http://www.keiji.tenmonkan.com/chosaalbum4.htm |