- 2004/03/13
- 今日は長沙に来て2度目の土曜日。長沙と言えばまずここ岳麓書院が有名である。毛沢東ゆかりの愛晩亭や黄興の墓もあるという。
今日はそこに行って見ようかと、歴史家の屈クンに電話するが返答が無い。そうこうするうちに電話が鳴った。
「もしもし〜先生ですか? わたし、呉義林と申します。先生、今日、植物園に行きませんか??桜花(イン ファー)綺麗ですよ〜。」
2年の安徽から来ている女子である。
10時校門前で待ち合わすことになった。
呉さんを始め、黄雪蓉さん、李思玉さん、李碧雲さんがニコニコ顔で迎えてくれた。
「今天天気変好了!」良い天気になるのかナ?そんな空模様である。
近くでバスに乗り、詔山路を南へ向かう。30分ぐらい経つとバスは市街地を抜け道路沿いは瓦礫の山である。道幅を広げる計画なのか、街路樹を引っこ抜く作業が続く。
バスは、もうでこぼこ道を飛び跳ねるように、そして、突然の急ブレーキ、一番後ろの客が二回転して転んだ。一席あいた席に生徒達は僕へ勧める。
「先生、どうぞ!」年寄り扱いなのか?単に、年長者を敬う、中国の習慣と思い,いつも当たり前の顔で座ることにする。変に遠慮するのが日本の変(と思うらしい)習慣と心得ることとした。
1時間ぐらい南へ下る?それとも上る?かで植物園前に着いた。コンビニで飲料水とお菓子を買って植物園入口に来た。4人が言った。
「ここは一般の人の入口ですよ。ひとり10元です。私たちは学生だからここからは入りません。」
なに!それって「ただ入り!」じゃないの??
ニコニコ顔で4人は公園横の道路をどんどん歩く。30分ぐらい歩くと、そこはたどん工場や汚い民家が現れる。10元ぐらい、僕が払うから・・生徒たちは僕の話は無視。「私たちは学生」・・・と。
こんどは右の山道を登る。「先生、疲れましたか?」
「不累! 不累!」疲れてないけどさ、君たちは学生だけど、捕まったら、大人で、しかも外国人の僕はどうなるの?しばらく行くと、一人の女性がつきまとってくる。呉さんに訊いてみると、
「一人、1元払うと、抜け道を教えてやる。」
と言っているらしい。結局、5元払って,案内してもらうことになった。抜け穴の紹介料、もしかしたら、そこに穴を開けたのは誰!?
脱走者のような気持ちで植物園に入った。木々の間を10分ぐらい駆け上ると
「ワーツ、先生、きれいよ、桜で〜す。」の歓声にホッと胸をなでおろした僕でした。
へえ〜っ!本当に、千本桜が長沙にもあるんだ。まあ、何本かあるぐらいに思っていましたけど、充分、花見が出来る広さでした。
- これなら、日本だったら「桜の名所・??公園」と宣伝文句にうたっていいほどです。
もともとは竹がうたい文句のようで、モニュメントの柱も竹を模して作ってありました。
森林公園と言うだけあって、広い植物園です。変わったことと言えば公園内に自家用車で入って来れるようで、あちこちにマイカーが乗り入れてありました。
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数年後は車社会も目前の中国、おそらく禁止されるでしょう。でも、もしかしたら、日本の常識が通らない中国のこと、公園内に大きな駐車場が出来るか?
- それとも、平気でそこらへんは車だらけ、なんてことにならないよう願うばかりです。
公園内のスナップ写真は下記をクリック。
http://www.keiji.tenmonkan.com/chosaalbum3.htm
(想)今日13日は、鹿児島では新幹線開通でさぞ賑わっていることと思います。「おめでとう!新幹線」
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